隼たちの歓待に目が痛くなった その2

(上から続く)
 今朝の新聞に「南シナ海 中国活発」という見出しが出ている。中国がその強大な軍事力にモノを言わせて、南シナ海の権益を我がものにしようと蠕動している。もちろん中国は南ばかりではなく東シナ海をも虎視眈々と狙っていることは周知のとおりだ。中国は最近、海南島原子力潜水艦の基地をつくっている。原潜を南シナ海に何隻も沈めておくことで、日本など周辺国のシーレーンに強い影響を与えようという思惑だろう。このことに連動してベトナムシンガポールは相次いで潜水艦を発注した。南シナ海では軍拡競争が始まっている。
 いずれ中国は尖閣列島沖縄諸島にも因縁をつけてくるだろう。独裁国家の魔手が日本に伸びるとき、それを強く牽制するのが自衛隊だと思っている。
 近隣に選挙すら実施されない軍事超大国があるのだ。そんな地勢で軍事力を持たない国が独立を守っていくなどという手品のようなことができるわけがない。
 基地建物の向こうに夕日が沈んでいく。その夕日にC−130Hの尾翼がシルエットになっている。それを見ていたら目が痛くなって涙がにじんだ。
 おっと、この症状は感動をしたといった類のものではありませんぞ。西の空からやってくる光化学スモッグによるものだわさ。彼の国の大気汚染が原因で、今日もまた「光化学スモッグ注意報」が出されている。軍事費ばかり突出しやぁがって、公害対策にその何分の一でもいいからかけてみろよ。