あ~あ、時間の無駄

 立憲民主党のバカ議員が国の針路を左右する大切な国会の場でマヌケな質問を開陳して悦に入っている。

《岸田総理のお土産“必勝しゃもじ”で国会追及…「必勝は余りにも不適切では」 ウクライナ訪問でゼレンスキー大統領に贈られ 参院予算委》

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9fd6a47ed03fc4810e7f0ab7ba087ee0ebe5685

「これ『必勝』と書かれてるのっていうのは、選挙とか、スポーツ場の競技ではありませんので、日本がやるべきはやはり、平和をいかに和平を行うかであって、これ、必勝というのは余りにも不適切ではないかと思うんですが」

 地方議員もいいかげんバカが多いが、国会議員ですぜ。もう少しまともなメンツを揃えられないものでしょうか。この程度の質問は市議会議員でもやれまっせ。もっと手の込んだおもしろい一般質問をする市議だって少数だがいる。

 まずこのバカ議員に指摘しておこう。「必勝」という言葉は「不適切」ではないということを。

 例えば、受験生が志望校を目指して試験勉強をしている。頭には「必勝」鉢巻き、背後の棚には「必勝しゃもじ」ってよくある風景ではないでしょうか?

「必勝」という日本語には、「大願成就」とか「目標達成」という意味合いも含まれていることを忘れてはいけない。「必勝しゃもじ」は日本独特の縁起物であり、岸田首相はゼレンスキー大統領に「必ず目標を達成されるようお祈りしております」と伝えたのだ。その上に殺伐とした戦場である。「これライスをすくう道具で、ライス(飯)を取る、召し取るという語呂合わせにもなっているんですよ」と場を和ませるツールにもなっている。そのあたりにバカどもは気がつかない。

 このプレゼントを「ノーセンスだ」と言った議員もいた。さらに「ゼレンスキー大統領は毎日、生死をかけた戦いをしている。生きるか死ぬかの戦いをしていて、そのサポートを求めている」とも指摘した。

 そんなこと当然ですよね。サポートをするからわざわざ電撃的にウクライナに行ったのである。しゃもじだけを渡しに行ったんではない。

「緊張感のなさを露呈した」と批判した野党党首もいるが、人は緊張ばかりでは生きていけない。ときにはふっと息を抜く場面も必要なのである。しかめっ面ばかりの会談に終始せず、「召し取るのギャグなんですよ~」と微笑んでみせるのも大切なことなのである。この機微が分らない議員では、そりゃ政権は取れまへんわなぁ。

 このバカ議員の「必勝しゃもじ」発言に刺激されたのか、今朝の「天声人語」もこのネタだった。「天声人語」の主張には寸鉄人を斬るような文言はなく、文句を言っている野党議員の尻馬に乗っているだけのものだった。むしろ《平和外交を掲げる国として、「必勝」などといった単純な言葉で、戦争へのメッセージを発するべきだったのか》と尻尾を見せているところが笑える。

 左巻き野党も自民党親中派も「平和外交」を声高に叫んでいるが、そんなもの力を持った侵略者の前では、お題目にもならないものだということが、このウクライナ侵略で明確になっている。それでも憲法9条の理念である平和外交に固執するところなんざ、シーラカンスですな。いや、シーラカンスは生き残っているので、三葉虫と言ったところか。こんな絶滅種のような連中が、大切な国会討議の時間を空理空論で浪費させているのだ。

 世界は、時代は、大きく変貌している。いつまでも9条教でいくのであれば、日本自治区もそう遠い話ではない。

 

追伸:兵庫県選出で参議院予算委員長をやっているお粗末氏・・・間違えた、末松氏がお粗末だ。記録しておこうっと。