武者行列

 昨日、岐阜市で「信長公騎馬武者行列」が開催され、46万人もの人が沿道につめかけたのだそうな。ソウルの雑踏事故があったばかりなので、関係者がピリピリしていたことは間違いない。

 イベント自体は無事だったが、その対応はお粗末なものだった。そもそも観覧区画として準備したのは15,000人分。それに対して、その64倍の966,000人が応募してきた。抽選に外れた95万人が全員すんなりと諦めるとでも思ったんかいな。衆愚をなめたらあきまへんで!95万人の半分がどっと岐阜市に押し寄せた。それであの大騒ぎさ。抽選に当たった人や、地元の人たちからは苦情のやりだ。

 まぁ木村拓哉というタレントにまったく興味のないワシャには、各局がこぞってこのニュースを流すので、大切な情報が入ってこず若干のストレスを感じたくらい。ほとんどは馬耳東風でしたぞ。

 それにしても、木村拓哉というタレントが織田信長役をやったんだけど、これほど信長らしくない人も珍しい。そもそも信長は醤油顔である。それがキムタクは典型的なソース顔、その上にズラが違うでしょう。頭頂部を細く剃りこんだズラじゃなきゃ信長には見えない。

「あんた誰?」というのが率直な気持ちだった。

 しかしこの程度の企画で、これだけの人出が呼び込めるなら、岡崎は松潤で家康行列をやれば、それこそ何十万人も押し寄せるだろう。

 それにあやかって周辺の自治体では、脇役に来てもらって、清康行列とかやってみれば数万人くらいの客は呼べるのではないか。