ラサール石井が笑われている。ラサールに通っていたことから、芸名としてそう名のっているけれどラサール高校を卒業した方々からは、やること言うことがバカ過ぎて恥ずかしいので「芸名を変えてくれ」と言われているらしい。
まぁそんなことはワシャにとってはどうでもいいんだけど、それにしてもラサールを名のるオジサンはバカをさらけ出していておもしろい。
日刊ゲンダイに「ラサール石井の東憤西笑」という連載を持っている。128回を数えるのだが、こんなものをマジメに読んでいる読者がいるのか。ううむ、左巻きの底の浅さの「深さ」を実感した。
ラサール氏は「インボイス制度」について「まるで農民の年貢だけは厳しく取り立てた時代とそっくりだ!」と怒る。
これがまるっきり明後日を向いちゃってて、こんなとんでもない文章を社会の公器であるはずの新聞が載せるんかいな(泣)。
まずラサール氏は冒頭に言う。
《インボイス制度がわからない。》
「解らないならモノを言うな」
と、元財務官僚の高橋洋一さんは厳しく突き放す。
ラサール氏は160字を使って解らないということを縷々説明する。「そもそもそんな文章は要らねーじゃん」と、普通に読めばそう思う。記事はラサール氏のツイッターで読めるけど、時間の無駄になるのでお勧めはしません。ただ、くどくどしい解説は、明らかに自分に酔っている。おめえ、ラサールから早稲田にいったことを誇っているよね(蔑)。
コラムニストの勝谷誠彦さんは、生涯早稲田大学だったことを恥じていた。ただ、恥じていた勝谷さんは物事に対して真摯に向き合った。知らないことは現場に赴き、現物にあたり、関連本を多数紐解き、日々勉強していた。
早稲田を誇っているバカは「インボイス」も知らずに1000字を埋めて、読者に対して、意味のない、むしろ害毒になる言説を識者気取りでまき散らす。これはある意味で犯罪ではないか?
ラサール氏は自分でも言っている。
《8%で仕入れた物を10%で仕入れたと申告して税金をゴマカすやつも現れた。》
だから、そのあたりの公平性を保つためのインボイス制度でしょ。
だが、ラサール氏は《インボイスに登録するには課税業者にならなければいけない。「だったら登録しないで免税のままでいいよ」と思うでしょ。》と言う。
ダメだわさ。これで課税逃れができるんだから。
そして、「登録していないということが仕事を切られる理由となる」と、妙な主張をして《ね、ここまで読んでもわかりにくい。》と言ってしまう。そりゃおまえの下手な文章のせいだろ~が(怒)。
文章のケツになって話は突然飛躍する。《防衛費や米軍基地や、使いたいだけ使って、取るとこ間違えてるだろ!》
間違えているのはあんただ。まず、防衛費がぎゅうぎゅうに絞められて駐屯地のトイレットペーパーを隊員が自弁しているほどだ。さらに、10%の消費税を納めているのは消費者であり、課税事業者はその消費税をいったん預かっているだけのこと。それをちゃんと納税しない事業者がいるので、その点をはっきりさせて正しく公平なものにしましょうってのがインボイス制度なのである。
ラサール氏が、結びと見出しで強調している《領主は金を使い放題、豪商からはほとんど取らず、農民の年貢だけは厳しく取り立て》というところに至っては、完全に勉強不足で、左巻き被害者史観に囚われてしまっている。
ワシャの知り合いにも早稲田大学卒業者は多くいるけれど、もう少しまともなような気がする。
要するにラサール氏、芸人になってからの勉強が足りなかったようだ。まぁ本業のほうも鳴かず飛ばずだから、そもそも事にきっちりと対峙して生きるということをしてこなかったんだね。ラサール、早稲田という自身の中ではブランドにしがみつくばかりでは世の中を渡っていくのは難しかろう。