今さらシェルター、20年遅いっちゅうの

 今日の産経新聞が興味深いニュースを載せている。1面に浜田防衛相のインタビュー、内容は《シェルター整備を検討》というもの。産経新聞の単独インタビューということで、さすが保守新聞である、明後日のことを尋ねる東京新聞とは違い、大切なことを問いかけている。

 ただ、やはり防衛大臣が浜田氏なので、良いことも言っているのだけれど、幾分懐疑的になってしまうのはワシャだけだろうか?

《浜田氏はシェルターや自衛隊施設の整備について、予算不足を踏まえて「計画を立てて少しずつ対応してきたが、それでは遅い」と指摘。》

 一応、分かっているじゃん(笑)。

《その上で、身を守る設備を整備することで、「『撃っても無駄だ』と相手に伝える広い意味での抑止の手段とも考えられる」と説明した。》

 広い意味では抑止になるけれども、根本的に解決をするためには「殴りかかろうとしたら、速攻で殴る」という筋肉をつけることだ。

 筋肉もりもりで、刀、ドス、拳銃、機関銃、バズーカ砲まで持ち歩いている暴力団員に、ひょろひょろで口ばっかりの書生が「殴ってきても無駄だ!」といきがっても、パンチ一発でのばされるのがおちだわさ。

 

 5面に「浜田防衛相一問一答」が載っているが、そこを読み込むと、なんだかなぁ~という感じですね。

浜田防衛相「ミサイル防衛を強化する不断の努力が重要だ」

ワルシャワ「『不断の努力』って、抽象的ですね~」

浜田「防衛力の抜本的強化に取り組む」

ワ「『抜本的強化』って、抽象的ですね~」

浜田「防御する態勢と反撃能力という2本立てでないと説得力がない。議論が重ねられて抑止力につながっていくのではないか」

ワ「議論を踊らせている間に、敵は攻撃してきまっせ」

浜田「反撃能力は抑止という意味が極めて大きい」

ワ「で?」

浜田「あくまで憲法の範囲内なので専守防衛の観点から先制攻撃には至らないものを考えていく」

ワ「はあ?そもそも専守防衛などという概念は成立しないのだ。キン肉ヤクザに強烈なパンチをもらってひょろひょろ書生が反撃できるわけがない。想像力を働かせろよ」

浜田「政府として従前から国民保護のため避難施設(シェルター)について検討している」

ワ「出たー!検討使。支那、ロシヤ、北朝鮮に隣接する国家が、この段階でシェルターを検討するって、泥棒を見て縄をなうどころか、強盗団に襲われて、男どもは殺されて、婦女子は強姦され、家屋敷は破壊され、財産は丸ごと持っていかれた後に縄をなうってか?」

 なにしろ、浜田防衛相、「議論、議論」を連発する。議論などやっている場合か!11月にも支那共産党の台湾侵略が始まるという話もある。しっかりと日本を防衛しろよ、防衛大臣外務大臣、総理大臣。