《女性市議ら“詐欺”で逮捕 コロナ公的融資制度で総額“10数億円”》
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac219b125ccde05e124f6dcc3b912bb217c6fa03
現状の制度に中では、バカな議員をチェックする方法は選挙しかない。基本的におバカな議員も当選してしまえば、この女性市議のように犯罪で捕まらない限りのうのうと任期を全うし税金から議員報酬をせしめることになる。
市議会議員などというものは、当選してしまうと住民にはなにをやっているか見えにくい。年4回の定例議会があるんだけど、1回登場して1時間(質問と答弁だから議員の持ち分は30分)を質問席で話すだけで、ほぼ終了だ。その質問さえ職員に「作ってね」と頼んでいるバカもいるというからお笑いだ。年に30分のネタすら持ち合わせていない議員が、はたして議員と言えるだろうか。
でもね、そういうやつに限って、わずかな質問を紙面に盛って、「私はこんな質問をしたおかげで、こんな事業が実行されました」と宣伝することには熱心だ。要するに行政をどうしようかということではなく、自分が再選されることを最優先しているとしか考えられない。
冒頭の詐欺市議は言語道断だが、手抜きはもちろん犯罪ではないから、致し方ないけれど、何をやっているんだかわからない議員のいかに多いことか。
2~3日前に、愛知県知立市の市議会議員選挙で無投票になったことを書いた。そこで77歳の共産党市議が新人として当選を果たした。もう一人現職がいるんだけれど、そちらは71歳であった。全国的にも日本共産党の高齢化が著しいが、こんな地方の議会にも寄る年波が押し寄せているんだね。
その点、知立市のお隣の安城市はまだまともだ。今朝の朝日新聞に「民主安城」という共産党の機関紙が挿まれていたそうだが、一面には40代の女性議員の写真が載っていた。そりゃ77歳のジイサンより、40代の女性の笑顔のほうがいい。まだ安城市の共産党はがんばっているのか、というとそうでもない。前回選挙では2人立候補して高齢の男性議員が落選して1議席となっている。やはり共産党としての票数は確実に減っている。
それでもこの共産党議員は孤軍奮闘していて、年4回の一般質問には必ず立って執行部に質問をしている。もちろん本部からいろいろな情報提供はされているのだろうが、それにしても質問が歯切れがよく、年に1回しかやらない議員とくらべると格段の進歩を遂げている。まぁほとんど執行部側には受け入れられていないんだけど、やらない議員よりマシだ。
もう一人、議員ではないが、政治家ということで挙げておきたい。鳥取県知事の平井伸治氏である。2~3日前に報道番組に出ていた。橋下徹氏、国会議員、医者などと並んでいるんだけど、その胸元が五月蠅過ぎる。ピンバッジが5つ、大きいのが3つに小さいのが2つ、さらにポケットチーフまで挿している。ピンバッジを付けることはワシャも嫌いではないが、それでも小さめのものを2つまでというのが限界だろう。
平井知事、お顔を拝見すると、いかにもお育ちのいい上品な屈託のない顔立ちである。東京都千代田区の弁護士を父としてすくすくとお育ちになった。開成中学・高校を経て東京大学にご入学。その後、自治省(現総務省)に入省し、鳥取県総務部長、副知事を務め、県知事となる。
スンバらしい経歴だ。だからこそ、ちょっとした身だしなみには注意しなさい。ピンバッジが2つなら格好いい知事だった。よけいなお世話ですけど。
※49日議員 49日議員