ワシャは落語が好きである。だから落語家としての鶴瓶は認めている。しかし、NHKの「家族に乾杯」という一般人の家庭突然訪問番組はいただけないとずっと思っていた。
おそらく全くの一般人が鶴瓶と同じ行動をとっても、不審者と見られるばかりで、鶴瓶に向けられる好意的な態度は1ミリも見られない。そんなことは閉鎖的な田舎であれば当然の行動であり、そのことで田舎者を責めるものではありません。でもね、鶴瓶や撮影班の厚かましい行動には辟易とさせられる。鶴瓶という超有名人の知名度に甘えて田舎者にいろいろな注文をしてそれを実行させる。これがいただけない。
しかし、読書会のメンバーは鶴瓶に好意的だった。「家族に乾杯」を高く評価する声も出たくらいだ。
鶴瓶の行動はすべて「偽善」から成り立っていると著者は言う。確かにそう言われてみれば、「家族に乾杯」は、鶴瓶と、出会った家族との偽善から成立した番組であるから、「それはそれでいいのか」と思えてきた。
鶴瓶の天才的偽善者ぶり、人たらしぶり、これを著者は「スケベ」と表現しているが、そのスケベぶりを確認してみるとするか。食わず嫌いというのはよくないからね。
久方ぶりの読書会だったので、読書会のほうは早々に切り上げた(笑)。二次会は駅前の居酒屋で盛り上がった。10人部屋を5人で借り切って、ソーシャルディスタンスをとって軽く飲んだ。
しかし、律儀な日本人はいつまでこんなことを続けるんでしょうね。ワシャは武漢ウイルスが爆発するずっと以前からウイルス学について何冊かの本を読んでいた。どの本にも、「ウイルスというのは宿主に共生するために、必ず弱毒化をするものだ」と書いてあったんですよ。おそらくこれはウイルスの原理原則で、武漢肺炎とはいえウイルスである以上、この原則から逃れることはできないと思っている。
と、するならもう弱毒化していますよね。このあいだ、近所の5歳の友だちと遊んでいたらその子が鼻を垂らしていた。今、幼稚園では風邪が流行っているそうだが、これだって武漢由来のウイルスである可能性はゼロではないと思うよ。でも、友だちは全力で公園を跳ね回って、おやつをバリバリ食って、ヤクルトをグビグビ飲んで帰っていった。
そんなものだって。いい加減、二類から五類に下げたらどうか。厚生労働省、やることが遅い上に、間抜けだ。