マスク着けろや(笑)

 昨日のことだ。所用で岡崎方面に出かけた。用を済ませて帰る時に、ニャンコ先生の声がしたので、ちょうど通りかかったブックオフに立ち寄った。やっぱり案の定、ワゴンの中にニャンコ先生の「星空ストラップ」、「プリチー着ぐるみニャンコ先生スタンプ」、「ニャンコ先生ハンドタオル」などがあったのじゃ。オッサンが子供たちに交じってワゴンの中を引っ掻き回した甲斐があったというものですな(トホホ)。

 その店で目についたのが外人のノーマスクだった。どうだろう、20代とおぼしき、南米系のカップルがポルトガル語で「キャハキャハ」と大笑いながら会話をしている。ワシャはマスク警察ではないので、なにも言わずにそいつらから離れた。刺されるのも嫌だからね(苦笑)。

 基本的にワシャは「マスクにはあまり効果がないのでは?」と疑問視する立ち位置をとっている。マスクの効果を測る実験は各所で行われているが、東京大学の実験では「密閉された箱の中」で「顔と顔の距離は50㎝」で「20分間口を開けた状態」で「風速2mで飛沫を噴霧した」そうな。

 こんな特殊な状況は普通の暮らしの中で生じることはないが、実験だから仕方ない。この状況で、「両者ともマスクを着けない場合」を1として、「吸入側が着けた場合」は布で17~37%、不織布で47~50%減少した。「飛散側が着けた場合」は布で57~76%、不織布で58~73%となった。

 つまりウイルスを吸い込まないようにマスクを着けたとしても5~8割のウイルスが通過する。自分から出さないようにするために着用しても3割のウイルスはマスクを透過して相手に到達をするということである。医療用のマスクですら2割程度はウイルスを吸いこんでしまうというから、マスクそのものの効果は低いと考えるほかない。

 武漢ウイルス対策のマスクには否定的だが、しかしワシャはこの時期にマスクをしている。それは武漢ウイルス対策ではなく、そろそろ花粉の季節になるからである。ワシャは30年来の花粉症に苦しんでいるので、もうマスクなしの生活はできないのだった。運のいいことに、花粉というやつはウイルスの300倍の大きさで、不織布マスクの隙間の大きさの6倍でかい。だから絶対にマスクの目を通らない。ウイルスはというと、目の50分の1のサイズだからガンガンに通るに決まっている。

 あなたのお宅の網戸を50㎝の格子にしてごらんなさいな。1㎝程度のハマダラ蚊が室内に入ってこないと思いますか?

 花粉防止でマスクをしているくせに、ウイルス対策にはマスクの効果が薄いと言っているのに、公共の場で武漢ウイルス対策のマスクをしない奴をワシャは軽蔑する。なんだか矛盾しているようだが、していないのだ。

 そこは、マスクをしていない輩が「公のマナー」を踏みつけにしているから軽蔑しているのである。マスク警察の主張する「マスク原理主義」には与しないが、ウイルスが入っているかどうかではなく、己の汚い飛沫を飛ばさない、それが現在の暮らしの中でのマナーであるとするなら、それは守ってほしい。外国人、日本人を問わずである。しかし、残念ながら、ワシャの地元で観察する限り、マスクをしていないのは圧倒的に外国人であることも間違いない。

 ただし、マスク警察の根拠も説明できないような「マスクを着けろ」の押し付けに対しても嫌悪をするものである。マスコミやエセジャーナリストの尻馬に乗って、「付和雷同しているんじゃないよ」と言いたい。

 

 今朝の朝日新聞トップである。

《バイト超過 在留資格失った留学生 学校が紹介したのに・・・ベトナム帰国》という記事があった。この記事はさらに社会面にまでつづく長い記事となっている。記事から問題点をあぶり出したい。

「留学生」が「アルバイトの時間がオーバーしているから在留資格の更新」ができなくなった。これは「出入国管理法」で「学業が疎かにならないよう仕事は週28時間以内」と定められているからである。

 受け入れている学校の校長は「週28時間以上働いてはいけないと口を酸っぱくして言ってきた」と弁明する。

 ワシャの通勤途上にファッション系の専門学校がある。その学校の前の歩道には外国人がたむろしていて、通行の支障になるほどだ。昔は、そんなに生徒もいなかった。何十年もその前を通過しているが、賑わっているという印象をうけない。しかし、このところ外国人が沢山でいるしているのである。

 おそらく朝日新聞のトップにでた記事の同根の事例なのだと思う。そして彼らが休日に、わらわらとノーマスクで街に出て、だからワシャの目につくんでしょうね。

 稼ぎたい外国人がいる。安価な労働力がほしい企業がある。学費を集めたい学校があって、この3者の利益が一致すれば、勉強はする気がないけれど金を稼ぎたい外国人が来日して、工場で深夜の労働を月100間程度働いて金を稼ぐ。

 工場、学校は儲かり、外国人もなにがしかの金を故国に送金できるのだろう。誰も損をしないなら三方まるくおさまってめでたしめでたしと・・・なるわけはない。誰かが損をしている。それは誰でしょう。

 マスクを着けず大声で話す外人に眉間にしわを寄せながらも、無言で距離をとる日本人。以前にも書いたけれど、JR車内で、一角を占領して大声で喚いているる外国人の集団を、無言で遠巻きにしている日本人。夜遅くまで、団地の広場で騒いでいる外国人。

 日本は支那とちがって自由の国だから、法に触れなければ何をするのも自由だが、「他に慮る」という日本の精神を理解できないのなら、さっさと母国に帰ってくれ。

 何度も書くけれど、ワシャは日本の文化、伝統、歴史、風習などを尊重してくれる外国人は大好きだ。もちろん日本に永住してもらってもいいと思っている。しかし、その大前提は日本語で会話ができること、自分たちだけでコミュニティをつくらないことだと思っている。

 郷に入れば郷に従え、すべてはそうではないと思うが、せめて最低限のことは守って欲しいと思うのだった。