保守の正しさ

 昨日の産経新聞のオピニオン欄に、動物行動学研究家の竹内久美子さんの論が載っていた。題は《私が若い頃から保守だったわけ》である。この人、SNSでなかなか鋭い指摘をされる保守論客だ。その人の文章ならおもしろかろうと読んでみた。

《若い頃から一貫してリベラル・左翼思想に惹かれたことがない。》と、竹内さんは言い切っている。凄いな。その理由として、《それは、思想を言葉の概念としてなぞるのではなく、生理的感覚として受け入れられるかと自問自答したからだろう。》と言われる。そしてこう断言する。

《私がどうしても譲れない価値観として(中略)自然にできあがってきた、古くてよいものに間違いはない》

 素晴らしい!そのとおり!待ってました!大統領!

 おっとっと、つい大向こうから掛け声をかけてしまった。

マルクスレーニン程度が、こうなったらよいではないかと思い描いた社会、ルールなど、時の淘汰を経ていないので危険だ」とも言われていて、まさに仰るとおり。

 論の末で「保守の本質は一つには伝統文化の重視であると言われるが、それは伝統文化に従っていれば安心であり、伝統文化のルールに従っていれば病原体などから自分の命を守るという重大な意味を含んでいる」と言われる。

 ううむ、ワシャが伝統文化を重視してきたことは間違いではなかったようじゃ。よし、歌舞伎座に行こうっと。