ガキじゃねぇんだから……

 いやーぁ、この土日は充実しまくっていた。昨日も少し書いたけれど、土曜日の日中は、福田恒存『保守とは何か』と倉山満『保守の心得』を中心に読書会を開催。現役のライターが2人、編集者が2人、その他もいろいろな分野で頑張っている読書家が集まった。ワシャもいくつかの読書会を主催したり、参加したりしているが、このレベルの高さはなかなかないと思う。
 おそらく参加された方も途中で「保守」VS「リベラル」のお笑いバトルはあったものの、楽しい読書会になったのではないか。

 その後の宴会も充実していた。午後5時半に料理屋に着く。商店とマンションに挟まれた目立たない場所に小さな玄関があって、そこにはまことに小さな表札灯があって、そこが目的の料理屋であることを示している。引き戸を開けて小上がりで靴を脱ぎ、細い迷路のような廊下を奥へ奥へ。くねくねと階段を上がって、小さな植込みの中庭のある場所に出ると、その向こうが「筒井」という座敷だった。
 新メンバーが2人いたので、その2人を上座にすえて、酒を酌みながら、芸者の舞、三味線、笛などを堪能する。芸者2人による笛は、三味線とのチューニングがなかなか合わず、大爆笑だった。これは、座敷の緊張と緩和という部分からも、使えるのではないか、と芸者衆に伝えると、大いに照れていた。それもふくめて楽し。
 後半はお座敷遊び。これまた新ネタの「陣取り」を加えて、都合4種の遊びで盛り上がった。初座敷のライターさんは、ご褒美にチューをしてもらっていましたぞ(笑)。
 3時間たっぷり楽しんで、料亭をでる。余韻が残っているのか、「二次会へ行こう」という話になった。歴史・文化・伝統にはたっぷりと浸ったので、居酒屋チェーン店にしけこみ、ここでも議論白熱。午後11時をまわったので、ようやく解散となった。

 自宅にもどって0時、しかし興奮しているのかちっとも寝付かれない。書庫や所載をうろうろしていると、酔っぱらっていたんでしょうな。木製の大きな踏み台で左足中指を強打してしまった。これがとんでもない痛さで、おそらく中指は骨折しているだろうな。
 その痛さや、おもしろい本に当たってしまったこともあって目がギンギンに冴えてきて、気がつけば午前5時、こりゃ駄目だ。明け方近くになって寝酒をあおって布団にもぐりこんだ。
 日曜の午前9時から豊橋方面に行くことになっていたので3時間でもいいので寝ておこうと思ったのだった。(つづく)