地方議員を考える

 全国の市町村議会にそうそうモノのいい議員は見当たらないが、これほどお粗末な議員も珍しい。ここまでくるとモノがいいとか悪いの範疇を逸脱してバカの域に達している。

呉市議会が露非難決議 1人反対票》

https://news.yahoo.co.jp/articles/240d3d59b3a04b012d3d76f8e91923d1b19a4bbc

 ここまで顕著な例が出てくると、地方議会選挙のあり方が問われるのではないか。旅客機内で「マスクをしない」と大騒ぎをして航空機を停めるかと思えば、「マスクをしないと質問ができない」という理由で呉議会ではいけしゃあしゃあとマスクを着用するといういい加減さ。

 さらにこれだ。

《採決前の反対討論で「現地の人々はロシア軍により解放されたと喜んでいるとの情報も届いている」などと主張。》

 もう目も当てられない。 でもね、このトンデモ議員が特殊な事例だと思うのは浅はかだ。けっこう見渡すとそん色のない議員があちこちにいるんですね。それこそ一昔前なら、まともな議員を探すのが大変なくらいだった。

 でもね、そういうのでも4年に1度、這いつくばって口説いて回れば、「まあ他にやるヤツも見当たらないし」てなことで、当選することができるし、労組系、宗教系、イデオロギー系は票を持っているので安泰といっていい。

 そもそも純粋な形での選抜試験が実施されていないから、適当な人材しか集まらないという現実がある。でも、それが民主主義であり、日本の選挙制度なのだから仕方がない。

 ちょっと各国の選挙制度の研究をしたほうがいいかなぁ。もう少し、まともな地方自治を適えるためにもね。