またヘンなのが出てきた

 すごいな(笑)。この人、おそらく全国で一番有名な市議会議員となった。

《マスク拒否で強制降機&1時間遅延 呉市議が警察沙汰の搭乗トラブル...議会「何らかの対応せねば」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/beb8d18f0251d4f160b0e236f22b092499c4ed1b

 基本的には、ワシャも、換気が充分にされていて、人と人との感覚がある程度確保できていれば必要ないと思っている。

 しかし、世間には身長を超える透明アクリル板で3方向を遮断し、30分ごとの換気をして、さらに議員の一般質問の時間を減らす可能性まで示唆しながら、さらにマスクを強制する窒息しそうな市議会もあるという。ここまでマヌケな感染対策をやらないと議会が開催できないとはね。

 こういうのも同調圧力の一つだと思っているが、それでも、こちら側に実害がなければ、いろいろなことの妨げにならないようにマスクを着用する。そんなことで押し問答をしていても時間の無駄だからね。

 当該市議、よほど時間があったんでしょう。こんなどうでもいいことで、釧路くんだりまで講演に行き、さらに多数の乗客を巻き込んで、飛行機を遅延させる。

《2人は、AIRDO機内などでマスクが体に有害などと不要論を主張したといい、降機した後は、釧路署で2時間ほど事情聴取されたとした。その際に、検温などを拒否したともいう。搭乗を拒否されたのは、移動の自由に反する憲法違反だと自説を述べている。》

 他者に不快な思いをさせることが、日本人としてどうかという問題点からは、このオッサンらはまったく目を背けている。ここは日本だから好きなことを主張すればいいが、そのことに不同意の他者を巻き込んではいけない。「憲法の移動の自由に反する」というが、オッサンらは同乗した44人の移動の自由を1時間にわたって妨害したし、それほど移動したいなら、さっさと飛行機をチャーターすればいい。

 地方議員は32,000人もいるから、この手の変わり者も何%かはいる。でね、変わり者だからと言ってホントに変異種がというと、変わり者の行動パターン、思考パターンが共通している。

 まずは協調性がないから「一人会派」が多い。このノーマスク市議もそうだよね。そして「思い込みが強い」。そもそも思考というものは柔軟性を持っているべきで、人の言うことに一理があると思えることが大事で、こうと思ったら一心不乱・・・ということであれば新興宗教になってしまう。「ノーマスク教」ですわな。さらに、「強力な支援者」の存在だ。これは極々少数の癖の強い支援者である。議員は元々それほど頭が良くない。頭のいい人は議員にならないからね(笑)。だから、「強力な支援者」に洗脳され、操られてしまうというケースが見受けられる。さらに言えばどうでもいいことに拘泥し過ぎて、普通の感覚の支援者が離れていってしまう。だからどうしても「強力な支援者」と密にならざるを得ない。

 このパターンのヘンな議員というのは全国の議会を洗い出してみると結構いるのではないか?

 まぁ大半は、何らかの集団にくっついて、可もなく不可もなく、行政のやったことをさも自分の手柄のようにプリントしてビラ配り。さらにイベントやお祭りで有権者にペコペコして愛想を振りまく。一般質問も執行部にまとめさせ、それを年一回議場に登壇して、訥々と読み上げるだけ。ずっと原稿に目を落としているから、薄くなった頭ばかりが目立ってしまうという議員が多いのではなかろうか(笑)。

 もちろんそうではない議員もいる。ワシャの知っている議員はいつも真面目に辻立ちをしていた。でもね、そういう議員はこれまた希少であり、凡庸をめざす議員からは目立つ分だけ叩かれる。

「ノーマスク」を声高に主張するヘンなヤツにも関わりたくないが、パフォーマンスばかりで何の勉強もしない陣笠議員も面倒くさい。

 話を元にもどす。

 当該議員についてニュースではこう報じている。

《議会内ではマスクを着用することを議会運営委員会で取り決めており、谷本氏もこれを守ってマスクをしているとした。ワクチンを接種しているかは、分からないという。》

 おいおい、当該議員、呉市議会内で登壇する際にマスクをしているじゃん。呉市議会のネット中継で確認しましたぞ。これって完全なダブスタですわな。ここは釧路で突っ張ったように、突っ張らなくてはダメでしょう。議会でマスクができるなら、機内で注意された時に「はいはい」と言って着用するべきだった。

 6期も呉市に食わせてもらってんだからしっかりしろよ、オッサン。