大相撲など

 昨日、部下から本をもらった。「城の崎温泉」の土産ということだった。志賀直哉『城の崎にて』、縦11.4cm横7,5cm厚さ3㎜の小さな本だった。部下が旅行に行くという話をしてくれたので、「せっかくなら旅先でその場所に因んだ本を読むといい」と、師匠からの受け売りを薦めておいた。そうしたら真面目に実践してくれたようで、そのお礼ということでもなかろうが、上記のミニ本を買ってきてくれた。もちろん読みましたがな。なにしろ親指と人差し指だけで軽く持てまっさかい、布団の中でも楽に読書ができる。でもすぐに読み終わってしまうのが難点と言えば難点かなぁ(笑)。

 さて、大相撲、白鵬が張り手とかちあげを封印したら、精彩を欠いてしまって休場になった。当たり前だ。下位力士の頬を張ってエルボーを下顎に決めるなど、横綱の相撲ではない。ようやく封印したかと思ったら、この体たらく、真面目にやって欲しいものだ。
 稀勢の里は相変わらずのもたもたした相撲で1勝4敗。序盤でこの成績は横綱じゃない。だけど横綱なので、それも4場所連続のあとの今場所だ。出処進退を問われることは必然と言っていい。過去を振り返っても意味はないが、負傷後の2場所くらいをスッパリと休場して、怪我の回復、体力の復活をまず優先すべきだった。
 漫画家で大相撲に詳しいやくみつるさんは「今場所は負けがこんでも出続けなければいけない」と厳しいことを言われるが、8勝7敗でもいいので、とにかく勝ち越すことを目標にして頑張ってもらいたいものだ。

 期待の星だった宇良が怪我の休場で十両のケツッペタまで落ち込んでいる。幕下に落ちても大丈夫、きみの実力なら必ず幕内にもどれるから、焦らずに完治してから土俵に戻って来てね。

 北設顔の御嶽海は全勝で来ている。がんばれ〜。