御嶽海初優勝!

 御嶽海については平成29年の1月の日記が初出である。
「御嶽海がんばれ」
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20170110/
で、御嶽海が金星を取ったことを喜んでいる。
《わ〜い、南信州出身の御嶽海が金星を取ったわ〜い。(中略)顔がいいのだ。愛知県でいうと北設顔(ほくせつがお)とでもいうのだろうか。愛知県北設楽、南信州東美濃は県境をはさんでいるが圏域としては一緒だった。ワシャの母方は東美濃である。だから叔父さん叔母さんいとこはとこに御嶽海のような顔立ちが多い。ホントですよ(笑)。だから平成27年に新十両になってから注目をしていた。ついに横綱に勝てるようになったか。》
 そして昨日である。ついに優勝をするまでになったか……。平成27年春場所、幕下10枚目で土俵に上がった御嶽海はまだ髷が結えなかった。クセっ毛のかわいい若者だった。それがどうだ。わずか3年で優勝賜杯を手にするところまで上ってきた。お見事。
 八角理事長は、3横綱大関を欠いた優勝は「軽い」と指摘しているが、そんなことはない。平成29年の初場所には2横綱大関を破って技能賞を得ている。その年の名古屋場所では独走する白鵬を破った。今年の初場所では鶴竜にも勝っているしね。そういった実績をみても、もし3横綱が出ていたとしても、御嶽海の敵ではなかった。ガハハハハ。

 時系列はもどる。御嶽海の優勝シーンを見たのが午後10時台のニュースで、その前の午後9時くらいの話。
 ワシャの降車したJR駅前で、「地ビールまつり」なるものを金土日と3日にわたって行っている。その2日目に顔を出した。そこで、地元の仲間(ヤンキー)にあってからまれた。
「なんでワシャ君〜ホニャララ〜なんだよ」
 と、ワシャの進路について文句を言われた。「ホニャララ」についてはまだ言えない(笑)。
ワシャも名古屋で飲んできた帰りなのだが、地元のヤンキーオヤジはワシャの3倍くらい飲んでいたので、早々に退散した。
 その場で、後輩のケーバちゃんにも会った。ワシャと今、ある仕掛けについて策動中で、これからはときおり顔を出すであろう。

 時間はさらにさかのぼる。JRの快速の車中である。ワシャは名古屋駅で乗ったので、なんとかシートに座ることができた。だが、金山でごっそりと乗客が増え、車中はかなり混んでいる。
 通路に御嶽海が立っていた。「えっ!」てなもんですわ。目をこすって見ると、御嶽海の顔をした女性でした。丸顔で眉が太く一文字で髪を束ねたのが髷を結っているように見えたんでゲス。体型もかなり小ぶりだけれど、御嶽海のようなあんこ型でボーダーのチュニックから出ている足はまさに御嶽海だった。色がやや黒く、大柄なラテン系の男にひっついていたので、ブラジル系の女性だろうか。
 なにしろその女性が御嶽海そっくりだったんですぞ。その時は、夕方からずっと居酒屋で飲んでいた延長だったので、御嶽海の優勝を知らなかった。自宅に帰って、優勝を知って、これは使えると思った次第である。
 でもね、おそらくブラジル人であろうそのカップルはとてもマナーがよかった。御嶽海似の女性も通路に静かに立っているだけだったし、大きなナップサックを背負った若者も人が通過するたびに身をねじって通路を開けるのだった。とくに母国語で喚きたてるわけでもなし、寄り添って立つ二人に好感が持てた。(つづく)