馬鹿だねぇ~byおいちゃん

 昨日はワルシャワ一族の新年の会。上は93歳から下は1歳半まで集まった。といっても、総勢十数人ばかりのこじんまりしたもの。3部屋を使ってソーシャルディスタンス、窓を開けて、空気清浄器を3台置いた。換気は充分なんだけど、それじゃぁちょいとばかり寒い。だからエアコンを暖房にして、さらに石油ストーブ2台、温風ヒーター2台、さらに炬燵まで用意しての新年会となった。

 どのみち酒を飲むのは長老の他3人ばかりで、あとの者はお茶やコーラなので、宴席というよりも茶話会に近い。寒風の通る仏前にお参りをして、お互いの近況を報告し合っているって感じで、職場の怒涛のような宴会とはまったく趣が違っている。

 天気もよくって、チビチビたちは苔庭に出て日向ぼっこをしていました。そんなのんびりとした新年だった。

 

 さて、今日の朝日新聞である。最近は色付き新聞を隠さなくなってしまったが、今朝なんかは「動物園新聞」の体であった。トップが《動物がいる日常にひそむ陰》、2面が全面を使って《人間は動物に近づきすぎたのか》ときたもんだ。さらに3面に続き《自然との交わり 答え出ないテーマ》と題して歌手のインタビューが載っている。その横が《脱炭素・コロナ禍で再編活発化》と、企業のM&Aが環境施策に左右されて動き始めたことを報じている。「動物園新聞」というより「環境原理新聞」か(笑)。

 4面の国際面は、「北朝鮮・韓国」の話を持ってきた。さらに《日韓の架け橋 文化開放に尽力》と見出しをうって韓国人の死去の話。《習氏 天安門事件は「勝利」》という支那のニュースで、いやはやもっとガッツリと取り上げるニュースがあるでしょうに。さすがは朝日新聞紙だ。

 そして真打は「社説」ですね(大爆笑)。

《岐路に立つ民主主義 融和の政治で復権をめざせ》

 笑えたのが、「民主主義が岐路に立っているのはすべて欧米民主主義国家のせいである」と言って恥じないところである。 論説委員は言う。《既存の秩序に力で挑む中国やロシア》って、おいおい支那やロシヤをまるで「ランボー」のように行っていないかい?

 支那やロシヤの対立軸としての《先進国自らが足元を見つめ直さなけれななるまい。》って、こらこら先進民主国家を悪くしてどないすんじゃい。

 この先進民主国家の「悪」を論説委員は連ねている。

《米国の連邦議事堂を大勢の暴徒が襲い、流血の場と化した衝撃の事件》

ハンガリーではすでに与党有利に選挙制度が改正され、排外的な右派勢力が伸長》

《成長から取り残された層に民主主義は豊かさを約束してくれなかった。》

 そもそも「連邦議事堂」の件については、支那の暗躍が噂されているし、「ハンガリー」の与党有利の選挙制度改正って言ったって、香港での選挙をご覧なさいな。圧倒的に中国共産党主導の選挙で一色に染まってまんがな。まず、そっちを批判しろや。  そして「豊かさを約束してくれなかった」というが、確かに格差は生じているけれど、それは今後是正していく必要はなるだろう。でもね、貧困層がバイデン大統領のことをどう批判しても、岸田首相のことをどう論っても、秘密警察に引っ張られて精神を壊されるなんてことは起きてはいない。そこにメスを入れずしてなにが報道機関だ。なにが論説委員だ(蔑)。

 で、この論ちゃんの最終結論がこれですわ。

《市民同士の連帯や協業による多様な国際世論づくりの場を広げたい。世界の民主主義を再生する主役はあくまで、市民であると信じて。》

 だいたいね、「市民市民」と連呼する奴にまともな奴はいない。この社説に出てくる「市民」も特定の色の着く国民、住民のことであって、和式リベラルにとって都合のいい「洗脳市民」のことである。

 こんなのが集って「融和の政治」とかを掲げているが、その典型はタレントの田嶋陽子氏であろう。彼女のお題目、「話し合えば解り合えるのよ~」が空論であったことは論を俟たない。

 話し合って「平和」が訪れるなら、人類の歴史に「戦争」はただの一度も起きなかったろう。そうではないから人類の歴史は血塗られたものになっている。その現実を踏まえず、念じれば平和が訪れるなどという戯言をまずは捨て去るところから始めないと、和式リベラルに明日はなかろう。でも、日本は民主主義だから、田嶋氏が何を言おうと秘密警察に引っ張られるようなことは起きない。

 だが、日本が親中派勢力とそいつ等に洗脳されているデュープスどもに制圧されて、日本自治区になったときには習近平の批判をすればすぐに秘密警察、強制収容所、廃人もしくは処刑となるでしょうね。

《香港の民主派ネットメディア、また運営停止・・・年末の「立場新聞」に続き》 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6414124

 支那共産党に制圧された香港では、言論弾圧が周到に進められている。朝日新聞は、こっちのほうを話題にして論を立てるべきではないのか?それとも本当に親中新聞なのか?

 

 朝日の地方面に《ご存じフーテンの寅 足跡は3県12ヵ所に》という記事があって、今日はこれを切っ掛けにして「車寅次郎論」を書こうと思っていたんですが、朝日新聞社説がやっちまってくれるものですから、脇道に逸れてしまいました。残念!