貧すれば鈍する

《「裏金」告発問題 星野伊佐夫県議「全て思い出した」泉田議員は音声データ公開へ》

https://news.yahoo.co.jp/articles/e808fc1ac75a4e5eecd58163d1e45a75689efe4b

 笑える。

 この爺様県議、《泉田裕彦衆議院議員が星野伊佐夫新潟県議から裏金を要求されたと訴えている問題。これまで裏金要求について真っ向から否定していた星野県議が3日朝「全て思い出した」と話しました。》とさ。

 それまで「全面否定」していてさ、ある日突然「全て思い出しました」って、なにギャグかましてんの?

代議士が正しいのか、県議が正しいのか、そんなものどっちでもいい。政治家と政治家の裏の話だから、そんなもの藪の中のこと。そんなものは、実際どーでもいい。しかし、この爺様県議のすっとぼけ感がたまらなく昭和でいいじゃないですか(笑)。

 現実にこの爺様、昭和53年から県議会議員をおつとめになっておられる。43年間も県議さまであられまする。田中角栄の流れをくむ御年82歳の新潟のドン。長岡を地盤にしているから長岡花火のドンとも聞こえる。

 今回の件については、白か黒かグレーかは知らないが、なにしろ「迂回献金疑惑」だの「官製談合事件」などでよく名前を聞くどん。

 時代は平成から令和に代わっている。もうこの手の地元の顔役的な人物が地方政治を牛耳ることが必要なのかどうか、はなはだ疑問だ。この爺様なんかも氷山の一角で、それこそ北から南まで、津々浦々山々岡々に、大ドン小ドンがどんだけいるんでしょうかねぇ。

 これを変えていかなければ、日本の政治はいつまでたっても一流にはなれない。貧弱な選挙制度そのものに問題があるような気がしている。