美学

横綱照ノ富士が奉納土俵入り「ちゃんとできたかなと思います」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba627dda744f9e7b80623c55ca443e6ba010c3c9

 残念だが、ちゃんとできていない。遠藤は足を痛めていた時期でも化粧まわしをつけて土俵に上がる時には、足の包帯をはずしていた。それが力士の美学だった。それが照ノ富士明治神宮での土俵入り際し、包帯で両足をグルグルに巻いて、まるでステテコを履いたようなスタイルで登場した。おまえ、祭殿の前で何をしたいんだ。

 ワシャは本場所の取組でも大袈裟な包帯で登場する力士に眉をひそめる。なるべくまわし以外は身にまとわずに土俵をつとめるべきだと思っている。でも、怪我だから仕方がないとも思う。

 しかし横綱は特別である。綱に幣(しで)を下げた神の憑代なのだ。それが神事の土俵入りでステテコを履いているんじゃない。本来なら、装具やサポーター、包帯等を付けなければ土俵がつとめられないというなら引退してくれという話だが、このところ雑な相撲が多く、ダメ押しをする横綱なんかも出てきて、怪我をする力士が増えてきた。下位の力士にまで美学を求めないけれど、横綱はもっと美しい姿で土俵に上がってくれ。

 

工藤会トップ、死刑判決に「生涯、この事後悔するよ」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/e515aac42cc3b59b59fde870ecf217242f03396a

 福岡地方裁判所が特定危険指定暴力団の総裁に死刑判決を出した。この裁判はまだ地裁のことなので何とも言えないが、市民襲撃というのはかなり悪質だろう。アフガニスタンじゃあるまいし。

 そのことはさておき、工藤会のトップとナンバー2に判決が言い渡され、退廷する時にトップが大声を出した。

「公正な裁判をお願いしたけど、全然公正じゃない。生涯このことを後悔するぞ」

 ナンバー2も「ひどいねあんた、○○さん」と裁判長の名前を挙げて言っている。

 善悪はともかくとして、少なくとも大きな団体の頂点として君臨した人間が、捨て台詞を吐いてはいけない。まだ上告もできるんだから、粛々と判決を聞いていればいいのである。ヤクザの美学も変っちまったねぇ。

 

 二階幹事長が記者会見で菅義偉首相の再選支持を言明した。そんなことはどうでもいい。それよりもこの爺様のマスクのつけ方である。誰か指導をしてやれよ。ただ単に「テレビ用につけた」感が満載で、当然、鼻押さえも折り曲げて使ってないのでスカスカだし、マスクもずれて装着している。そのずれマスクを外すと、口が半開きで垂れ下がってしまっていて、ジジイ感が色濃く漂い、モニターの向こうから加齢臭が漂ってきそうだ。人前に立つ政治家として、すでに薹が立ってしまっている。晩節を汚さず勇退するのが美学じゃないのか?