ローギア

《二階幹事長が「厳重注意」 次男の銀座「酩酊写真」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/3618eb70013440147aac547ade6fb77c0bbbf9f8

 耄碌ジジイの息子になんか興味はねーけど、それでも耄碌ジジイが、まだ国政において権力を壟断しようとしているから、ケチもつけたくなっちまう。

 ジジイには3人の息子がいるんだけど、長男と次男はアホらしい。次男はこのニュースにも出てくるアホで、「酩酊写真」を撮られたところまでは同情もできるが、その後の対応が悪い。頭が悪い。

 記者の質問に対して「今は政治に関わってないし、勘弁してもらえねぇかな」と答えたんだとサ。

 オメエは政治に関わっていなくても、オメエのとっつあんはガッツリと国政で悪影響を出しているんだ。文句があるならとっつあんに言え。そして「勘弁してもらえねぇかな」じゃねーだろ。見ず知らずの記者からの電話なら、いつにも増して丁寧に応答しろっていうの。

「今は政治に関わっておりませんので、勘弁していただけないでしょうか」

 くらいの日本語は話せよ。この次男、暴力団関係者との噂もあったくらいだから、とくにヤクザな言い回しには慎重であるべきだ。甘い。

 

《二階最側近・林幹雄幹事長代理の長男県議が100万円不記載》

https://news.yahoo.co.jp/articles/18e3575f79020e8cd1a395316afce245e519812d

 こっちもこっちで出来が悪い。林幹雄(もとお)幹事長代理。この人物、先般、ウイグルのジェノサイドに対して、国会が非難決議をしようとした際に、二階幹事長がサインしかけたところを「そういうの興味ないんだよね」と妨害した張本人である。結果として非難決議はお蔵入りとなり、日本国は全世界に恥を晒すことになった。

 二階幹事長が公明党と会食をする際にもついていって、4人会食が5人になって非難されたりする。ジジイになると状況が見えなくなるんだよね。

 親分の二階幹事長も含めて、日本政治の足を引っ張る「長老政治」の悪いところを一身で顕在化してしまった。

 静かにしていれば、千葉県会議員のできの悪い息子に衆議院議員の席を禅譲してご隠居生活に入るつもりが、やらなくてもいいことをやるから、その目論見がパーになる。ホント、パーだわさ。

 

 日本の政治が老いている。これは間違いなく長老政治の弊害である。なにしろ期数を重ねたものの発言が強くなるという昭和のシステムをいつまでも引きずっているんだからどうしようもない。上は衆議院から下は基礎自治体まで、根本の病理は変わらない。二階幹事長だって当選回数12回を誇っているから政界のドンとして力を振るっているわけだ。このジイサンから期数をとったらおそらく何も残らないだろう。

 

 3日前に神奈川県秦野市の市議会議員の本について触れた。伊藤大輔という40代でまったく地盤のないブラジル帰りの写真家で、地元の秦野市では突然市議会に紛れ込んできた異分子といった感覚なんだと思う。

 でもね、この違和感が政治を活性化する。それは秦野市でも日本国でも同様だ。伊藤議員は言う。

《「ギア・チェンジ」もしくは「創造的破壊」が自分の政治的使命だと思っている。》

 まさにそのとおりで、いつまでも「老」ギアのまま走っていては、夢はちっとも近づいてこない。そのうちエンジンが焼き切れまっせ。

 

 二階、林の国難コンビが本日発売の「週刊文春」に載るという。早速、買いに走らなくっちゃあね。