一刀にぶつたぎれ

 物騒なタイトルとは思わないでくださいね。これはホトトギス派の俳人である日野草城の句の、一部なんです。

「西瓜磊塊たり一刀にぶつたぎれ」

 西瓜(すいか)が、磊塊(らいかい)たるんでしょ。草城は、収穫された西瓜が山積みにされていたのを見て、「これを包丁でぶったぎったらさぞかし気持ちよかろう」と思ったに違いない。ワシャはこういう豪快な句が好きじゃ。

 なんで西瓜から入ったかというと、今日は二十四節気の「大暑」で、手元にある『七十二候 世界で一番おもしろい暦の本』(KKベストセラーズ)の「大暑」のページを見たら、西瓜ネタがあって、『旧暦ライフ温故知新』(PIEBOOKS)の「大暑」のページも西瓜のイラストが載っている。西瓜は秋の季語だと承知していたのだが、まぁ蝉が喧しい今の季節のほうが西瓜に似合っているのかもしれない。

『七十二候』には、右城暮石の「風呂敷のうすくて西瓜まんまるし」が載っている。いいねぇ、アッパッパーなんかを来たオバサンが、座敷に上げられて汗を拭いている。その脇に風呂敷に包まれたまんまるの西瓜が転がっている。おそらく近在の農家に嫁いだ姉さんだろう。火照った顔で「あついわねぇ」とか言っている脇で弟の嫁さんが団扇で風を送っている。そんな風景が目に浮かぶ。ああ、日本の夏だなぁ。

 

 この風情ある西瓜に対して、風情のないことを言ってくる輩がいる。

《日本のスイカは高すぎる、なぜ安い中国から輸入しない?=中国メディア》

https://news.nicovideo.jp/watch/nw9599362

《中国のポータルサイト・網易に14日、「日本ではスイカがものすごく高価なのに、どうして中国から輸入しないのか」とする記事が掲載された。》

 笑える。支那でこんなことを言われてんのかいな。

 日本人はね、どこぞの国のように大声で「福島県産の食材を使わないニダ」とは言わない。静かに危ない食品を避けていくだけのことである。ちょいと前に、ドブを流れる廃油から「地溝油」なるものを作っちまって食用にしていたというお国柄ですからねぇ。

 支那産のウナギが一匹1000円くらい。国産だと2000円前後する。でもね、さすがのウナギ好きのワルシャワ君でも、半値でも支那産には手を出しまへんで~。どんな水で、どんなエサで、どんな環境で養殖されたか分からないものを、口に運ぶということは自殺行為だわさ。

 スイカでも同じです。どんな水、土壌、肥料で栽培されたか、判らねぇものが食えるわけねえだろ。そんなもの、タダでも口にするかい!

 

 やはりちゃんとした環境で育てないと腐ってしまうんですね。

北の富士氏「あきれて物が言えん。やっていいことと悪いことある」白鵬に》

https://news.yahoo.co.jp/articles/00284e1dbcd41af63f4d712127ca830b151a49b9

 このことについては度々言っているので、もう多くは語らない。日本の国技である大相撲の伝統を守るためにも、腐った西瓜にはさっさと退場願おうではないか。照ノ富士というモンゴル人の後継者もできた。全勝優勝を花道にして大相撲の歴史から消えてくれ。

 

 最初は風情のある日記だったのにぃ、終わりはいつも通りなってしまたのじゃ(苦笑)。