朝日新聞は笑える。これはほめている。今日の朝刊の「オピニオン」欄、立岩陽一郎という人が写真入りで右肩に出ていた。《検証広げ意識変えていく》という聞き書きが羅列してある。
騙ったのは……間違えた、語ったのは「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」の副理事長で、NPO法人「インファクト」の編集長という肩書も持っている。
ワシャは「ファクトチェック・イニシアティブ」という字面にピーンとした。9月上旬の「深層深入り!虎ノ門ニュース」で取り上げられていたからである。
また何人かの識者から、「FIJ」のいかがわしさを聞いて、確かにそう思える点が多々あったから「ピーン」ときたんですね。というか、琉球新報、中京テレビ、毎日新聞とずぶずぶの関係にあって、各メディアを「メディアパートナー」と呼んでいることからも、その色合いは想像できよう。
さらに言えば、経済ジャーナリストの須田慎一郎さんがこう言っていた。
「FIJは外部チェックを受けない。チェックするのは自分たちだけだ。自分たちをチェックするのは罷りならぬという団体」
「FIJ」と「インファクト」という組織を使い分けながら、自分たちに都合のいい論説を繰り広げていると須田さんは指摘している。そしてこう指摘する。
「スラップファクトチェック的なことは止めなさい」
そして武田邦彦中部大学教授は「ファクトチェック団体への疑問」として「ファクトチェック団体は神様なのか?」「何かしらの資格はあるのか?」「対話することは可能なのか?」「ファクトを確立する『論理的手法』はあるのか?」の4点について疑問を呈している。
詳細を確かめる気もないが、まぁそういった団体であるということでしょう。その何よりの証拠に、あの津田某氏の掲載される「オピニオン欄」の右肩を飾られる方ですからね。
適切な手段で、公平公正に行われていれば、ファクトチェックは社会的に意義がある。しかし、不適切な手段で、不公平不公正に行われるファクトチェックは社会的な害悪と言っていい。