およよ、環境問題に出会ってぐれたグレタちゃんが本を出しているのかいな(笑)。それを中日新聞の読書欄でジャーナリストが取り上げている。
その書評によると、グレタちゃん、11歳で環境問題に目覚めた。そしてわずか5年の独学で「環境活動家」におなり遊ばした。ずんごい!そして、16歳にして世界の大人たちに、偉そうな説教をできるまでに成長されたのじゃった。
司馬遼太郎が、あの人は謙虚な人だったが、それでも晩年になって、世界というよりももっと小さな日本という国の有り方について、モノを言うようになった。まぁ日本人への説教と言ってもいい。知の巨人といわれた司馬遼太郎にして、己の中に確固たるものを醸成するのに50年もかかっている。いわんや16歳の小娘においてをや。
司馬さんですら、16歳の時には必死に本を読んで、ものごとの本質に迫ろうという努力をした。それはおそらく死ぬまで続けられた。その上での司馬遼太郎なのである。それが、申し訳ないけれど、5年で何万冊の環境の本を独学したかは知らないが、それでも世界の知的レベルの足元にも及ぶまい。
グレタちゃんに議論を仕掛けると、所詮、底が浅いので反論ができない。そうすると決めゼリフが出るわけですね。
「私を子供だと思って!」
残念ながら、だれも子供だなんて思っちゃいない。環境ビジネスのどの分野だかは知らないけれど、どこかに担がれた軽い御輿だと思っている。それに5年間で、一丁前のことが言えるようになるほど独学したんでしょ。一人前だと思っていますよ。
ただ、その言動を聞いていると、知識のない子供だなぁ・・・とは思う。
バカなことをやっていないで、学校へお帰りよ。そして、本当の勉強をして、地球環境の研究者になりなさい。人生は短い。あなたがゆったりとヨットに乗っている間も時間が過ぎていって、気がつけば老女になっているなんてこともあるのだから。
まだ科学的に固まっていない「環境」を5年で語ろうというのは、百年早いと言わせてもらう。
おっと、仕事に出る時間になってしまった。
それでは行ってきます。