相変わらず朝日

 朝日新聞の今朝の社説がくだらない。「自衛官募集」に関して「自治体に不当な圧力をかけるな」と騒いでいる。

 論旨はこうだ。先週、自民党が全国の自治体の6割以上が、防衛省が求める「紙か電子媒体での名簿提供」に応じていないと言い出した。このことについて「住民基本台帳の閲覧や書き写しを認める形で協力している自治体も含めれば9割ある」と反論している。

 要するに朝日新聞は、自衛官募集に関して「自衛隊は手書きをして情報収集していけ」と言っている。結びの文章を引いておく。

《国の求め通りに動かない自治体を非難する首相や自民党の考え方からは、地方自治や個人情報保護を重んじる意識がすっぽりと抜け落ちている。自衛隊員が住所や氏名などを書き写すのが大変だから、名簿提出に応じないのは協力的と言えない――。そんな理由で、自治体の判断を踏みにじることがあってはならない。》

 少なくとも9割の自治体が手書きだろうと情報提供をしている。だったら、電子万能の21世紀に自衛隊員の無駄な労力を減じるためにも「コピー」だとか「データ」で渡すことがなにか問題があるのだろうか。

 現在、自衛隊は定員を大きく割り込んでいる。景気がいいので応募がないのである。しかし、近隣諸国はますます増長し日本の領土領海を侵しているのはご案内のとおりである。さらに災害は頻発し、北から南まで自衛隊の出動を求める要請は引きも切らない。その上にだ。トンコレラなる豚の病気が蔓延し、その処分にも多くの自衛官が動員されている。全国津々浦々の自治体が、自衛隊のお世話になっているのは間違いない。

 この状況で、名簿をコピーして手渡すこと、データを送付することが、それほど煩雑な自治体の事務なのだろうか。

 馬車馬のように働いている自衛隊を、「ホンの気持ちだけですが」ということで、手助けすることがそれほど悪いことなのか。手助けしない自治体がそんなに立派なことをやっているのか。

 ボーッと社説を書いているんじゃないよ!

 

 そしてもうひとつ。東海朝日版に「3・1独立運動100年 日韓を思う」という記事が半面を使って掲載された。内容は簡単に言えば「韓国独立運動の歴史」だ。そんなものは、韓国紙で取り上げるべきことで、ことさら日本の新聞社が大々的に載せることなのだろうか。

 どこの国の新聞なのかにゃ?