このニュース、すでに旧聞に属するかもしれないが、ちょこっとだけ触れておきたい。
《「報道としての公平さを欠く」明石市長のパワハラ暴言、”テレビが伝えなかった発言”を掲載した神戸新聞記者を直撃》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00010011-abema-soci&p=1
まず、発言の一部を切り出して、いかにも市長が暴言を吐いたかのような印象操作をするテレビは最低だ。十年一日のごとくこんなことをやっているんだね。
地上波のテレビ局が末期症状を呈しているのは、もう何年も前から分かっていることなので、そんなことはどうでもいい。それよりも明石のタコ市長のパワハラ暴言のことである。
ワシャは「東大卒バカ多い説」に与するものである。今回のタコ社長もやはり東大、NHK、弁護士、国会議員と見事なまでのエリートぶりは、この説をまた補強してくれている。楽しいなぁ東大卒は。
それではタコ市長の具体的な発言について考えてみたい。以下『』はタコ市長の発言である。
『何をしとったんこの間。この間7年間遊んでたの? 何でこんなこと、分かってたこと7年前からやらんの?意味分からんけど。何もしてへん』
職員は7年間遊んでいたわけではない。なにしろ用地買収や物件補償は金がからむだけに時間がかかる。地権者たちは、素直な善良な市民ばかりではないのだ。強かで欲張りで一筋縄でいかない。暴力団みたいなヤツだっている。全国を見てみろよ。交差点改良、道路改良に10年を要しているところなんざ山ほどあるわい。
もし遊んでいたとしたなら、逆にそれはタコ市長の責任になる。だってさ、人事権を持っているのは市長だし、明石市の規模から考えて、「国道2号交差点改良工事」というのは、間違いなく土木工事ではトップに入ってくる事業である。7年間、毎年の実施計画や予算査定では、上位10本の懸案事項として上がってくる代物だ。この事業の説明を7年間一度も聞いていないわけがない。
会話の内容を聞いていると「課長を控えさせている」という職員の発言もあるところから、対応しているのは部長職と推察されるが、明石市の規模の自治体で、懸案事項の協議・報告なら、普通、市長室に課長は同席させるでしょ。それをせずに外で課長を待機させているところからも、明石市長の職員に対する距離感のようなものを感じる。
いるんですわ。市長になると妙に威張っちゃうのが(笑)。
「課長風情の職員が市長に直接口をきくことまかりならん」
そんなことを言ったどこぞの副市長もいらっしゃいました(爆笑)。
おそらくこのぞんざいな口の利き方を聞いていると、間違いなくこのタコ市長は、己の学歴、経歴の上にふんぞり返って、職員を見下していた。
『7年間、何しとってん!ふざけんな!何もしてないやん7年間』
この発言の前に職員に対して『お前』呼ばわりをしている。「火を点ける」発言はそもそもアウトだが、職員を「お前」と呼ぶのもアウトだ。そして7年間、何もしてこなかったのは、タコ市長、お前だ。
この流れてタコはこう言う。
『楽な商売じゃホンマお前ら』
NHK職員、弁護士、国会議員、市長しかしたことのないタコに、自治体職員に対してこう言う資格はない。このセリフは暴力団関係者は口にするけどね。
以前に、どこぞの自治体で職員のことを「下僕」と呼んだバカ市長がいたが、そいつも含めて行政職をやったことのない人間は発言を気を付けないとね。
とくに明石市程度の人口規模であるなら、なにも東大卒の学士様でなくても、職員を「下僕」呼ばわりする議員上がりでなくてもいい。むしろ職員から優秀な人材を持ち上げたほうが地域のためには役に立つ。
『2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ』
タコ市長、現場にも行っていないことがこの発言から明確である。そしてやっぱり「オレは偉いんだ」オーラが強い人だ。
用地交渉というのはそんな簡単なものではない。欲の皮の突っ張った地権者は、市長が土下座したってハンコを押してくれまへんで。自分が行けばすべてが解決するわけないだろう。水戸黄門の見過ぎとちゃうか?
これらの暴言も「市民のため」という前提があるから、少し割り引いてあげようという論調がテレビ・マスコミからわいてきたが、ホントにこいつらも場当たり的だなぁ。市長の仕事なんか全部が「市民の祖ため」に決まっているじゃないか。それ以外になにがあるというのだ。
そんなもので「火を点けろ」発言や、部下に対する異様なまでのパワハラが、東大卒と言えども許されるものではない。
全国にはタコよりよほど物のいい首長さんたちが数多いるわい。統一地方選での禊を狙うなんていう姑息なことを考えずに、さっさと身を引く。そして弁護士をやって市井の人たちのために尽力すればいいじゃないか。
と、これだけ書いても、数人の方々に読んでいただくだけですわ。もちろんそれはありがたいことですけどね(トホホ)。
そうじゃ、キーワードを付けておこう。
どうか音信不通の皆さんがたどり着けますように。