平成30年の七味五悦三会

 一年間お世話になりました。平成31年が皆さまにとって佳き年になりますようお祈りしております。

 さて、今年の「七味五悦三会」である。まず「七味」。
 2月に刈谷の駅前で食べた「カワハギの刺身」がおいしかったですぞ。肝とからめてね、ポン酢でいただく。思わず舌鼓を打ってしまうくらい。
 同じく2月に岡崎で食った「馬刺し」が、ワシャのワルシャワ馬刺し人生の中でも上位に入ってくるうまさだった。
 6月に名古屋の市民会館前の居酒屋で食した「栃尾揚げのシラスまみれ」もたまらなく美味だった。栃尾揚げのやわらかい食感と、そこにかけてあるシラスとネギの風味が最高だ。これを薄口の醤油でいただく。うまい!熱燗に合う!
 11月に大府で食べた「きのこ炒め」も最高だった。居酒屋で飲んでいる時には、あまり野菜やきのこ系は口にしないのだが、この「きのこ炒め」は少し辛めに味付けがしてあって、充分に酒のアテになる。友だちがご飯を注文していたので、それを少し分けてもらって、それに「きのこ炒め」を乗せて喰ったらこれがまた相性のいいこと。
 同じく11月に刈谷駅前の回転ずしのようなところで食べた「たら白子炙り軍艦巻き」、これは大して高いものではなかったけれど、白子の炙り具合、海苔のパリパリ感、山葵の風味などが絶品だった。いやー、回転寿司(厳密に言うと違うんだけど)とはいえ侮れない。
 12月に志の輔独演会の後に入ったうどん屋で食した「馬刺し」もうまかった。基本的にワシャは「馬刺し」が好物なんだけど、それだけに「馬刺し」を見る目は確かだ。三種の部位が並べられていたが、どれもが新鮮でこたえられない味だった。そこで「生牡蠣」も3つばかりいただいた。これもうまかったが、去年の「七味」に入れた「仙鳳趾の生牡蠣」には及ばなかったので今回は落選としたい。
 評論家の呉智英さんの会があって、その時にメンバーの方からいただいた「ジャンポールエヴァン」のチョコレートもおいしかった。書庫の窓から紅葉した庭を見ながら、これを口に含みながらブラックコーヒーを飲む至福の時間は、せわしない時期だっただけに、ホントありがたかった。
 これで「七味」になったのだが、どうしてももうひとつ加えておきたいものがある。
スペシャワルシャワ風ピザ」である。このところ、これに凝ってしまって毎週つくっては食べているのじゃ。土台はなんでもいい。スーパーに行ってマルゲリータのハーフサイズが300円くらいで売っている。あれを買ってくる。それに市販のミックスチーズやとろけるチーズをたっぷりと山ほどのせて、オーブンで焼く。チーズがとろけますわなぁ。それにチョップして撹拌した6本分くらいのオクラ(レンジで熱を通したもの)をこぼれんばかりに乗せて、その上からタバスコをじゃんじゃんとかける。これがうまい。最近の昼飯はこれで済ませている。もちろんマルゲリータ以外のピザでもおいしいですぞ。
 とりあえず今から墓参りに行かなければならないので、「五悦三会」についてはもどってからということで。失礼いたしやす。

 墓参りから戻る。もうお昼か。
 さて「五悦」である。これは簡単だ。
エドガー・モローのチェロコンサート」、「志の輔独演会」、「玉三郎の阿古屋」、「フェルメール展」、スーパー歌舞伎の「ワンピース」、「権太楼の芝浜」、イタリア・バーリ歌劇場のプッチーニの歌劇「トゥーランドット」、「喬太郎独演会」もよかった。
 あっという間に「八悦」である。こちらは充実していましたな。

 そして「三会」。これが例年難しい。初見でなければいけないのでね。
 まずは、津島のわっかプロジェクト
https://twitter.com/bytsushima
で知り合った若者たちである。初回は名古屋駅で待ち合わせたのだが、その体格とヘアスタイルに驚かされた。でもね、付き合ってみると真面目で前向きないい男たちだった。ジジイはワシャ一人だった。それでも仲間として受け入れてくれて、楽しいイベントに参加ができた。おもしろい体験をした。
 そしてピースウィンズ・ジャパンの大西健丞さんと会ったのも大きかった。西日本豪雨の被災地に入ったのが8月の盆過ぎ。広島県神石高原町のピースウイングジャパンの本拠地で交流をさせてもらった。大西さんに会って、ここ何年か眠っていたワルシャワの野性が覚醒し始めたような……。
 3つ目が微妙だ。実は多くの出会いがあったのだが、それが花開くかどうかは、もう少し先を見なければならない。上は70代から下は30代まで複数の方々に出会った。しかしその方々が「三会」に入ってくるかどうかが微妙である。これは数カ月様子をみたいと思っている。

 今年を振り返ると大変な転機を迎えた年であり、後半の半年はなかなかシンドイものがあった。それでもね、なんにせよ、今年も「七味五悦三会」はクリアできた。これがなんとか納まれば、いい年だったと言える。ありがたいことであった。

 それでは皆様もよいお年をお迎えください。来年もまたよろしくお願い申し上げます。