安城七夕まつり

 金曜日、土曜日、そして今日と3日間、ワシャの町では七夕まつりが盛大に実施される。
http://www.anjo-tanabata.jp/
 ワシャが物心ついた頃には家の前の通りが笹飾りで埋め尽くされていたから、ずっとその七夕に親しんできたと言ってもいい。職場がその祭のど真ん中にあるので、祭の喧騒が窓の外から聴こえてくる。これでは仕事に身が入らない(笑)。
 金曜日、仕事が終わったら、誰か仲間を誘って飲みに行こうかなぁと思っていた。そしたらね、隣町の友人らが突然現れて「飲みに行こう」と言うではないか。むさ苦しい男どもだが、まあ仕方ないか。ということで、急きょ、祭を飲み歩くことにした。
 JRの駅の平面駐車場が、一大テント休憩所になっている。仕事が終わって、道すがらビールとおつまみを購入し、テント休憩所の端っこのテーブルに陣取った。午後6時くらいだけど、西日が射していて、テントの中は蒸しかえるような暑さだった。
 とにかく「かんぱ〜い!」ということで始めましたぞ。しかし、アスファルトが熱を持っているので、西日とはいえ夏の太陽と、下からくる暑さで、ビールがすすむ、すすむくん。
 それにしても、こんな暑い七夕は初めてだなぁ。夕方になっても外に人出がないんだから。路上にいない代わりに、新しくできた公共施設には涼を求めて2万4000人が詰めかけたというから大変だ。
 土曜日も、まつり見物も兼ねて仕事場に顔を出した。まつりとはいえ通常営業をしているので、その状況報告を受け、結局まつり会場に繰り出す。ワシャは日傘男子なので、昨日は黒っぽい布製の傘を差して、知り合いの店を3軒ほど覗き、笹飾りの具合を見つつ、街を歩いた。
 しかし!暑い!
 傘を差しているのに、傘を通過した熱気が後頭部を炙る。こりゃたまらん。例年なら、色とりどりの吹き流しを揺らしながら風が抜けていくと、見た目にも涼しく、実際にも涼を感じたものである。
 それがどないやねん。風は熱風でっせ。熱風が吹くと吹き流しが焦げそうだ。直射日光に皮膚をさらすと、チリチリと痛い。これはたまらないから、早々に逃げ出しましたがな。
 昼ごろに東京の出版社に勤めているチェリオくんからメールがあって「大阪に行く用事があるので帰り道に七夕に寄るね〜」というではないか。「何時に来れまんねん?」と返信すると、「午後9時か、10時くらいに行きま〜す」とのこと。
 なんとアクティブな男だ。大阪からの仕事帰りに途中下車してまた飲もうというのだからね。
 ということで、夕べも夕方から飲んで、一休みをしてからチェリオくんと合流し、午後10時からまた飲んだのでした。