モリカケキムジョー

 自分の感覚の中に「後世に恥ずかしいなぁ」というものがある。
 どういうことかというと、例えば、1814年に始まったウィーン会議である。世界史の教科書に載っていたでしょ。「会議は踊る、されど進まず」という名言を残した迷走会議だったわけだが、ワシャはそういった支配者たちの愚策にも当時の大衆を投影して時代を見る。
「バカな支配者をなんともできなかった大衆もバカだったんだ」
と思ってしまう。
 それはそのまま自分にも還ってきて、今、外に数々の危機を抱えながら、国会では、相変らず「モリ・カケ」で野党が大騒ぎをしている時代を、後世の人々は「バカな会議をやっている国会議員を選んだ大衆もバカ」と思われる。悲しいなぁ。
 中国古典の泰斗の加地伸行さんが「WiLL」7月号でこう言われる。
《いったい何が問題なのか分からない。汚職でもあったのか。ない。どうやら首相の声がけがあったらしいので、モリ・カケは得をしている、それは納得できない、といった雑談のようである。》
夕べのニュースで首相への野党の質問を聴いたけれど、加地さんの指摘のとおり「どうでもいい雑談の域」を出るものではなかった。何が問題なのか、加地さんでも理解できないものが、ワシャらのような庶民に解るわけがない。おそらく質問している議員も未消化のままただただひり出しているだけのような気がする。
 この「モリ・カケ」の国会紛糾も歴史に記され後世の年表に載る。この野党のバカ踊りと、平成時代の鳩山内閣、管内閣を選んだ愚民の十把ひとからげの中にワシャも入っちまう。三倍悲しい。

《キムタク次女「Koki,」作曲家として工藤静香中島美嘉に楽曲提供 インスタフォロワーは10万超えに》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00010004-bfj-ent
 キムタクのお嬢ちゃんが鳴り物入りで芸能界デビューをしたらしい。日記の前段を書き終えて、朝食を食べながら「めざましテレビ」を見ていたら、何カットかのキム嬢の写真が画面に出たのじゃ。
 おおお、キムタクのDNAが色濃く出ていますね。美女評論家(笑)のワシャに言わせてもらえば、キムタクの顔はけっして美女顔ではない。どちらかと言えば唇もあつく土臭い南方系の顔立ちである。まぁそれでもニュースでは満島ひかり似と持ち上げているが、まあ似ていなくもない。とりあえず整ってはいる。でもね、横顔がいけない。美女は正面でも横顔でも、泣いても笑っても、上からでも下からでも、全方位のオーラを放っていなければならないのだ。とくに芸能界で生き残っていこうとするならば横顔を完成させる必要がある。まだ15歳というからその余裕はある。今から舞い上がってしまうのではなく、じっくりと熟成したほうがいいと思う。
 イマルちゃんの前例もあるから気をつけようね。