セクハラを騙るフェミニスト

 昨日の「そこまで言って委員会NP」で田嶋陽子がおもしろかった(というか馬鹿らしかった)。「セクハラ」がテーマのコーナーで、相変わらずの「時代遅れ男尊女卑論」を吐いていた。とくにこの発言がひどかった。記憶で書くので、若干のニュアンスは変わるかもしれないが、おおむねはこんな話である。

 田嶋陽子が持論をこう展開する。
「男性社会の中では女は『穴』と『袋』としか見られていない」
 これに対して元東京新聞の長谷川さんが不快感を示した。
「少なくとも自分はそういうふうに女性を見たことはなく、田嶋さんの喩は私が聴いても不快だ」
 この長谷川さんの指摘に対して田嶋は「あんたがセクハラそのものよ!」みたいなあさっての攻撃を加え続けた。
 それに対して元横浜市長の中田さんがこう反論する。
「田嶋さんの発言を、長谷川さんが不快だと言ったんですよ。それでも田嶋さんが相手が不快に思ったことをいつまでも言い続けるとなるとこれはセクハラではないんですか?」
 このことに司会の渡辺真理さんが「今の田嶋さんの発言はセクハラになりうるということですか?」と問い直す。
 田嶋は「セクハラは長谷川さんがやっているのよ!」とかギャーギャー言っていたが、医師の丸田佳奈さんが「セクハラを男だけの問題にするのはおかしい」と言い始めた。田嶋は、自分への擁護かと思って「うんうん」と頷いていたが、展開が変わってきた。
「過度な女性の保護ばかりを前面に出すと、男への逆セクハラも出てしまう。些細なことでも訴えられるかもと、世の中の男性がびくびくして生きていかなければならないのはよくない」
 ここで田嶋はもっともらしい顔をしてこう言った。
「セクハラした人は、自分がセクハラしたとは思ってないんですよ」
 この言葉に、パネラーも会場の参観者も司会までもがドッと笑った。武田恒存さんが「田嶋さんが言うと説得力がありますね」と混ぜっ返すと、会場はまた大爆笑につつまれた。

 上記の文章で、ワシャは田嶋陽子にだけ敬称をつけていない。それには理由がある。この番組中に、竹田さんが支那中国に旅行に行った時、人民解放軍に逮捕されたという話をした。それを聞いていた田嶋は「私は中国に行くととても優しくされるの〜」とか言っていた。それって、中国共産党に取り込まれているということで、だから親中発言をするならば、それは完全に利敵行為ということになる。それを自覚すらしていないテレビコメンテーターなど敬称をつけるに値しないと思ったからである。