災い転じて福

 友だちから、「1月16日の日記がタイトルだけ違って2種類同じ内容でアップされている」と指摘をされた。確認してみると、アチャー、間抜けなことでした。「間違い探しだと思って違いを探してしまった」と言われ、気持ちとして平身低頭でござる。
 言い訳をすると、PCの調子か、ぷららのシステムの具合なのか解らないが、朝書き終わってアップするとその画面のままフリーズをしてしまうのである。なにしろ出勤前にアップしないといけないので、慌てるわけですわ。だからもう一度「記事を書く」をクリックして入力をする。するんだけど、時間がないものだからそのまま家を出て、両方ともアップされているのを確認する暇もなく、ずっと同じ文が並んでいるという間抜けな状態になってしもうた。

 昨日のことだった。飲みに行こうと思って、某駅の改札で友だちと待ち合わせをしていた。そうしたら改札にある電光表示板がすべて真っ暗になっている。先に来ていた友だちに聞くと、どうも名古屋駅で通過する貨物列車に人が接触したらしい。それで全線が不通となっている。ありゃま。二つばかり隣の駅前で飲もうと思っていたのだが、どうしよう。友だちと身の振り方を相談していると、改札のほうから罵声が聞こえた。駅員に老人が「電車が停まったこと」に関して怒鳴っていたのだ。ジジイはエキサイトしているが、怒ってもしようがないよね。ある意味でJRに罪はない。責めるなら名古屋駅で貨物列車に接触してしまった人だろうよ。その人が風に煽られてそうなったのなら風を責めろよ。
 なにしろ老人の憤りは、すべて自分の都合だけのものであり、それを改札という公共空間で繰り広げるのはいかがなものか。申し訳ないが、その身なり、言葉遣い、憤っている内容まで総合してもジイサンに説得力はなかった。落語の「天災」で怒っている八五郎と同じだ。

 ワシャらは「天災」とあきらめて、その駅前でチェーン店の居酒屋にしけこんだのだった。あまり期待をしていなかったのだが、「あじなめろう」が美味かった。ついお替りをしてしまった。牡蠣鍋をオーダーしたのでコンロが出てきた。牡蠣鍋に舌鼓を打った後、一緒にたのんだチヂミが冷めてしまったので、鉄板さらコンロにのっけて温め直した。これがちんちんで美味でしたぞ。あ〜楽しかった。