大怪我をして三段目まで陥落していた元幕内力士の宇良が三段目優勝を果たした。
《宇良が三段目優勝「まさか。素直にうれしいです」》
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201811230000405.html
ようやく怪我も回復し、持ち直してきたようだ。めちゃめちゃうれしい。ずっと注目をしていたので、また幕に戻ってきてほしい力士である。今朝の新聞では小さな扱いで《▽三段目 宇良(うら)宇良和輝、大阪府寝屋川市、木瀬、26歳》とあるだけだったが、善哉善哉、じわじわと登ってきてくだされ。愛知県のオッサンは相変わらずのファンでっさかい。
宇良のニュースで頭が大相撲に切り替わってしまったので、少しだけ大相撲の話をしよう。今場所、白鵬、鶴竜が初日から休場し、稀勢の里も5日目から、筆頭大関の豪栄道が12日目から土俵から消えた。上位陣4人が不在の九州場所は盛り下るのかと懸念されるむきもあろうが、そんなものは心配ない。ファンはね肩書を見たいわけではないんですよ。一瞬で勝負が決まる立ち合いの妙味、立ち合いが互角であれば、その後の頭と力を出し合った駆け引き、わずかな隙を見せるとみごとにそこを攻められ土俵の土をなめることになる。「あっ!」と言う間に決まる速さ。力が拮抗して水入りまで力が入る取り組みもある。この千変万化する勝負の積み重ねが大相撲の醍醐味と言っていい。
その上にだ。髷を結って着物を着て、勝負の時はふんどし(まわし)ひとつを身に着けただけの素っ裸で土俵に立って、礼を尽くした仕切りを行って勝負に臨む。引き分けなんていう中途半端なジャッジはない。勝つか負けるか、昇るか落ちるか、こんな明確な格闘技は他にはないだろう。
今場所、大活躍を見せるのが元貴乃花部屋の貴景勝(たかけいしょう)である。13日目が終わって優勝争いのトップに立つ12勝1敗の成績は見事だ。今場所は振るわないけれど北設南信顔の御嶽海も含めて、平成26年から27年にかけて大相撲に入ってきた若者たちが個性的でわくわくさせてくれたものだ。
大方の相撲ファンはモンゴル力士の土俵に飽きていた。とくに礼を失した白鵬、日馬富士には早く消えてほしいと思っていたし今も思っている(個人的な感想です)。
稀勢の里が休場したのは残念だったが、それでもね、ちゃんと九州場所は盛り上がっている。モンゴル出身でも礼を守る貴ノ岩のような力士もいるしね。そういったメンツで土俵を盛り上げていけばいい。暴力を振るったり、横柄な態度で後輩に説教するような横綱はいらない。現在の大相撲に白鵬は必要ないと思っている。絶対強者がいないほうが場所が盛り上がるよね。10日目くらいから横綱の独走なんて興ざめもいいところだわさ。
まぁとにかく宇良が元気になってきたのでめでたい。初場所が楽しみだ。
上記をアップして、ネットのニュースを見ていたら、おいおい、2025年の万博が大阪に決まっているではあ〜りませんか。配信時間を見れば日付が変わって午前1時49分になっている。この時間では新聞には間に合わないやね。もう新聞の時代は終わっている。
そんなことはどーでもいい。ワシャはガキの頃、万博小僧と呼ばれていた。今でも万博関連の資料は豊富に持っている。新聞に載っていれば宇良半分、万博半分で書いたのだろうけど、今日は紙幅が尽きた。また明日、万博について書こうっと。