忙中暇あり

 昨日、フリン・ガソリーヌの選挙状況を確認するために瀬戸(愛知7区)に出かける。

 ウソウソ、ちょっとしたお届け物をあつらえに行ったんですが、なかなかそれらしいものが見つからなくってねぇ。20万円くらいの志野や黄瀬戸の抹茶茶碗を、撫でまわしてきただけだった。
 でね、ちょうど街は「招き猫祭」っていうのをやっている最中でした。瀬戸川に掛かる記念橋の手前1キロくらいから渋滞が始まった。「なんのこっちゃ?」と首をひねっていたのだが、瀬戸川沿いに出てみれば、人の大行列で中心市街地の駐車場はみんな満車。「瀬戸蔵」という施設があるのだけれど、そこに駐車して数軒の瀬戸物屋を物色しようと思っていたんだけど甘かった。「瀬戸蔵」も、その他の駐車場もみんな満車で、結局、南の丘の上にある文化センターの駐車場の、そのまた上のグランドまで誘導されて、ようやく駐車できたという有様。瀬戸物ひとつ買うのに山ひとつ下る(帰りは登る)というえらい目に遭いましたぞ。
 救いは、北に下っていく県道57号沿いの彼岸花が見事だったことである。すっかり忘れていた。彼岸花の季節にいつの間にか移ろっていたんですな。以前の通勤路なら自転車道彼岸花が群生していてすぐに気が付いたのだけれど、今はアスファルトで固められた道ばっかりで彼岸花に逢えなかった。
 そうか、お彼岸だったんだ。
 ワシャはこの花がおそらく一番好きで、5年前に縁のあった人にお願いして、新美南吉ゆかりの半田矢勝川沿いに群生する彼岸花を地元の畑の土手に移植してもらったくらいだ。瀬戸の県道沿いの花は紅いものばかりで、それはそれで見事なのだが、ワシャが植えてもらったものは白やピンクの曼珠沙華が混じっている。今年もまたみごとに咲いているだろう。また見に行かなくっちゃ。

 忙しさのあまり季節を見失っていたか。
 でも、帰り道に「ワルシャワ家先祖代々の墓」にはお参りに行ってきたのだった。