東京オリンピック・パラリンピックの会場見直しの4者のトップ級協議があったでしょ。ワシャは都民でもないし、場所なんかどこでもいい。ただ、4者協議の役者がおもしろいのでついつい観てしまうのだった。
《協議難航も…バレーボール会場の結論先送り》
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161130-00000004-nnn-soci
やはり組織委員会会長の森喜朗氏は歌舞伎でいえば坂田藤十郎だね。黙って座っているだけで見ものになる。小池都知事を睨むときも憎悪がほとばしっていた。御年79歳、数えでいけばまもなく81歳になる。昔と比べればずいぶんとお年を召された。年齢的なものや体格を考え合わせると、おそらくスポーツはできまい。にも関わらず、なんの因果で東京オリンピック大会組織委員会のトップを務めているのだろう。それほど日本には人材がいないということか(泣)。
オリンピック担当の丸川珠代大臣もいい面構えだ。「TVタックル」でビートたけしにいじられていた頃は、それでもまだ初々しさや健気さが漂っていて、このまま育っていけばいい芸人になれるかも?と思ったものである。ところが政界入りをしてから、顔が虫のようになってきた。健気さが目から消え貧相になってきた。地方政治家によく見られる貴官の傲慢さも顔立ちに顕れて始めている。四十をこえた男の顔は履歴書である。女も同じで、丸川氏も四十代半ば、そろそろ自身の顔が下品にならないように人格を練らなければなるまい。もちろん学歴、経歴では顔はできません。ぜひ、老域に達した時に、高峰秀子さんのようないい顔立ちでいられるよう努力してくだされ。どうでもいいけど。
小池都知事は、目が苛立っていたなぁ。表情に余裕がない。結論が不本意だったのだろうね。
顔って状況によって変化するし、本人の意識によっても大きく動く。大人はなるべく表情を読まれないように、ポーカーフェイスをつくるわけだけれども、その奥からにじみ出てくるものがあるから、そうそう簡単にはいかないんでゲス。
そこへいくってぇと、隣の国の大統領なんか、どういう状況でもおんなじ顔なのでなにを考えているのかが表情からは読み取れない。安倍さんをブッチするときでも顔を横に向けただけで、森会長が小池都知事を睨みつけるほどの悪意を感じなかった。そのかわり内側からにじみ出てくるものもない。なんだかセルロイドの人形を見ているようだった。
さて、己のことである。まぁあらかた出来上がっちまった顔だけれど、まだ少しは自覚的に顔(へんな顔だけど)を練っていきたいと思っている。なかなか難しいけれども、研鑽あるのみだ。