熟睡の朝

 いい話からしよう。
 今朝の「ボクラの時代」である。俳優三人が集まっていた。オダギリジョー蒼井優松田翔太である。その中で松田翔太が口にした言葉が印象に残った。「イキる」という言葉である。単純に解釈すれば「青二才がいきがる」という言葉で、ワシャらが学生のころも、他校の不良をつかまえては「イキってんじゃねえぞ」と脅したものである。しかし松田の言う「イキる」は少し意味が違う。「粋に生きる」ことを松田家では「イキる」と言うのだそうな。おそらく松田勇作の生き方であったことは想像に難くない。粋に生きる……かぁ。簡単なようでなかなかそうは生きられない。オダギリが松田を評してこう言った。
「松田さんはよくスタッフに怒っていたよね。それは正直に生きているということだと思うが、一般的には嫌われるんだろう。しかし、叱られたスタッフは松田さんのことが好きになっていた。あなたには人を引き付けるなにかが備わっている」
 人を叱っても嫌われない。それが「粋」ということだろう。

 以下、無粋な話を。

 ワシャは支那中国、北朝鮮のことがあまり好きではない。それは薄々感じておられる思うが(笑)、民族が嫌いだとか、人民が嫌いだとかということではありません。彼の国々の体制に嫌悪する者である。
天津市トップ、規律違反疑いで摘発…習氏派大物》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160911-00050020-yom-int
北朝鮮、副首相を処刑…発端は「姿勢が悪い」》
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160831-OYT1T50107.html
 21世紀になって十数年が経とうというのに、未だにこんなことをやっている。おそらく世界中の後進国で、類似の政治的抹殺は起きているのだろうが、少なくとも支那北朝鮮は隣人である。窓越しに隣家の欠点は丸見えだから、厄介ですわなぁ。
 こんな体制の国家が軍備を拡張し、あろうことか核兵器を持つにいたっている。この状況で「話し合えば解かりあえるのよ」とか言っている場合か。