プチプチ

 明け方に夢を見た。職場の関係者から友人までけっこうオールスターキャストだったなぁ。
 その話はひとまず措いておく。それよりもこのニュースである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160708-00000012-asahi-soci
 警視庁田園調布署で2人の警官が拳銃自殺した。2人の書き置きに同じ上司の名が記されていたという。警視庁はその上司にいじめや嫌がらせはなかったと結論付けたようだが、警察という旧態依然とした組織の事後調査でそんなものは出てこないわさ。とくに「いじめられた」だとか「人間性を否定された」などのたぐいは本人しかわからない。おそらくこの上司というのが有能なのだがわりと無神経なタイプなのだろう。有能そうなヤツにまわりが迎合した。嫌がらせをうけているほうは、孤立し身の置き所失い、自殺しか方法を見出せなくなってしまった。どこに理由があるにせよ、自殺したほうは命を賭けたのである。警視庁はきっちりと原因を調査するべきだ。なにがあったのか、なにが悪かったのか、それは改善できることなのか。

 夢の話である。
 明け方に目が覚めた。すでに周囲は明るくなっていたので、4時半頃だったろうか。雨音がかなり強い。トイレに立ってもどってきて、開いていた窓をしめ、扇風機をかけて再びふとんにもぐり込んだ。
 ウトウトとした。再び目を覚ませば6時を回っていた。その短い間に夢を見た。
 話はこんなんですわ。どこかのホールのような場所で、株主総会のようなことをやっている。関係者にはうちの社の人間が並んでいた。小学校の頃の同級生も何人か登場した。この総会がやたらと長い。映画のカット割りのように次から次へと人やシーンが変化していく。このあたりに脈絡はない。ここが夢たるゆえんだろう。
 まあずらりと関係者やら友人が登場する。ワシャの夢としては大作ドラマのほうだった。その中にね、すごく特徴的なビジュアルで登場した人物がいた。頭から顔、耳の裏から首、胸、開襟シャツから出ている腕、手、要するに露出している皮膚に赤と紫の1mmくらいのプチプチした粒がびっしりと吹き出ているんですよ。そんな登場人物はその人だけだった。プチプチに色の区別がついているということは夢はカラーだった。今、思い出せばホラーだったのだが、夢の中ではその他のメンバーはプチプチの彼にみんな普通に対応していた。恐ろしい夢だったわい。しかしなんでそいつだけがプチプチだったのだろう。