他社で多少の交流があった人から電話があった。凸凹商事のある部門に情報収集のため訪問したいというのである。
「できればワルシャワさんから一言口添えをしておいてもらうとありがたいです」
とのことだったので、そんなことはおやすい御用だった。電話をもらった後に会議があった。そこで件の部門の課長と一緒になったので、「よろしく」と言っておいた。
他社の人は、数名の社外役員に随行してやってきて視察をして帰って行った。もちろん対応した課長は要領を得ていて「ワルシャワさんから話は伺っております」とのっけに言ってくれたそうだ。
おそらくワシャが口添えしたって、対応がそれほど変わるわけでもあるまい。しかしまったく見ず知らずの他社の部局を訪う時に、ワラにもすがりたいということはある。ワシャを介して点でもつながれば、わずかにでも堅さがほぐれるに違いない。
夕方、他社の人から再度の電話があって、「うまくいった」ということである。そんなわずかな動きで円滑にことが回っていくならば、結構なことではないですか。
ワシャはよく「ネット―ワークが大切だ」というようなことを口にする。今の仕事でもここ20年来培ってきた交流が役に立っている。先日もおもしろい講演会の講師を、ネットワークの中からお願いして快諾をしてもらった。ドイツ・ロマン派の思想に興味のある方はワシャにご連絡を。むふふふふ。
今日もネットワークづくりに居酒屋へ行くのであった。めでたしめでたし。