楽園の落日

《対中国機の緊急発進増加=統幕長が異例の言及》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000113-jij-pol
 南の崖にウシガエルが取りついている。まさに『カエルの楽園』の予言のとおりになっている。支那中国の戦闘機が領空侵犯をした。その無法に対しスクランブルをかけた自衛隊機に、支那機はこともあろうに攻撃態勢をとったのである。逆だろう。領空侵犯は撃墜されても文句は言えない(言うと思うけど)。それがスクランブルからすたこら逃げるのではなく、開き直って攻撃を仕掛けてくるとは、盗人猛々しい。「日本はヘタレ国家だから自衛隊は手を出さない」と高をくくられているのだ。
http://www.sankei.com/politics/news/160629/plt1606290009-n1.html
《中国軍機はスクランブルで出動した空自戦闘機に対し「攻撃動作を仕掛けてきた」ため、空自機は「いったんは防御機動で回避したが、ドッグファイト(格闘戦)に巻き込まれ、不測の状態が生起しかねないと判断し、自己防御装置を使用しながら中国軍機によるミサイル攻撃を回避しつつ戦域から離脱した」という。》
 コラムニストの勝谷誠彦さんは、この内容をこう分析する。
《<防御機動>というのは高度などを変化させ続ける「ドラッグ機動」とミサイルに対して特定の角度をとる「ムーブ機動」のいずれかだろう。支那軍機がこれであきらめなかったとすれば、驚くべきことだ。明らかな「殺意」をパイロットは感じたに違いない。》
 ワシャは勝谷さんほど軍事に詳しくないので「ドラッグ機動」、「ムーブ機動」を知らないが、勝谷さんの解説に依れば、《フレアというミサイルの赤外線センサーを狂わせるものや、チャフという金属片をばらまく》ということなのだそうな。
 これって完全に支那側が仕掛けてきていますよね。ウシガエルがツチガエルを呑みこもうとしていると感じませんか。
「話し合えばわかりあえるのよ〜」
 という田嶋陽子がまず話し合ってくれ。『カエルの楽園』ではヘタレツチガエルのデイブレイクが「話し合い」を唱えている間に、仲間のツチガエルがウシガエルにどんどん食われていった。これでいいのだろうか。