いい宰相

 伊勢神宮から志摩へ。G7の首脳たちの滞在中はまずまずの天候だった。伊勢神宮の内宮正殿前の記念撮影では、やさしい陽の光さえ射し込んだ。天照大神が雲間から覗かれた。
雨や荒天が予想されつつも、伊勢志摩の空はなんとか保ってくれた。天佑といっていい。こういった運をもった宰相が必要である。
「トップ外交は教養である」と言ったのは一昨日のプライムニュースに出ていた岡本行夫氏である。まさにそのとおりだと思う。先進国主要7か国のリーダーは高い教養をもっていた。だから歴史が織りなしてきた「神宮」に畏れを抱いたに相違ない。いいサミットだった。
 オバマ大統領の広島訪問も大成功である。おそらくこれからの世界史の教科書に太字で掲載されるであろう事項を安倍氏は成し遂げた。これだけでも頼りになる宰相と言える。

 安倍首相のことを悪くいう人たちが存在する。その最たるところに民進党岡田代表共産党の志位委員長がいる。でもね、良かったところはきちんと評価しようよ。「安倍だからダメ」というのではあまりに大人げない。