「クコ茶の香 めぐりたる良き 書店かな」
俳人堀本裕樹の句である。
毎週日曜日、BS日テレで放送されている「久米書店」
http://www.bs4.jp/kumebook/
の2月22日に堀本裕樹がゲスト出演したときに読んだ一句。
「クコ茶」が春の季語、「めぐりたり」が「招いてくれた」ことを表現し、結句が久米書店である。出演した喜びや、センスのいい書店の雰囲気までが描かれていて、さすが新進気鋭の若手俳人だと思った。
しかし、「クコ茶」というのが奇を衒いすぎているのではとも。
ところが、これが「折句」になっていた。
「(ク)コ茶の香 (め)ぐりたる良き (書店)かな」
おおお、お見事。