愛媛県が主催した「えひめスイーツコレクション」のキックオフイベントにタレントの壇蜜が登場した。そこで不仕付けなリポーターが、最近人気が出てきた橋本マナミを引き合いに出して質問をした。ニュースの見出しはこうだ。
《壇蜜、ライバル・橋本マナミの質問に6秒間の沈黙 無言で見えた本音》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151118-00010002-oricv-ent
ワシャはストップウオッチで計ったが（笑）、４秒といったところで、話の間くらいの感じだった。本音なんか見えねーよ。というよりも、壇蜜とイチゴが主役のイベントで、わざわざ「橋本マナミ」というそこにいない人物の名前を挙げて愚問に及ぶリポーターの厚顔さに、「タジッ」とした時間が数秒あったということであろう。
ワシャは厚顔なリポーターとは違う見解を持っている。壇蜜と橋本マナミは両立すると考えているのだ。リポーターに代表される阿呆な芸能関係者の間では「セクシー路線のタレント」くらいの括りかもしれないが、二人の女性とも知性がある。ただのグラビアを飾るネーチャンではない。それに二人ともが別の種類の知性派なのである。だから相並ぶことが可能だと思う。
たとえば壇蜜さんはＢＳ日テレの「久米書店」
http://www.bs4.jp/kumebook/
で、知的な存在感を示している。彼女の作家への質問は当意即妙だし、本の内容の把握も要領を得ている。ううむ、この人、かなりの読書家と見た。
橋本マナミさんは「そこまで言って委員会」
http://www.ytv.co.jp/iinkai/
で時々アイドル席に座ることがあるが、他の利口ぶった女性タレントよりはるかに明晰な思考をもっていることが、時局についても勉強していることがその発言やコメントからうかがえる。
あわせて二人とも、人柄の良さが、にじみ出ている。他者への気配り、さりげなくゆずる一歩、品性も上等なものを持っている。
おそらくこの二人、コメンテーターとしてなら、口をとがらせて喚く女性作家とか、人相が崩れ始めている元女子アナとかよりもよほど見ていて清々しい。今後、求められる場は必ず増えていくだろう。
まぁ、テレビ局は阿呆が多いと聞くからしかたがない。だけど、どこかの地方の大型書店とか図書館で名誉館長に……なんて話も出てくるかもよ（笑）。
