昨日は仕事の間を黒いスーツ、黒いネクタイで過ごした。遠い砂漠で命を落とされたであろう後藤健二さんへの哀悼の意を表したかったからである。
我々はなす術がなかった。安倍首相以下、政府は今回の人質救出には全力を挙げて対応していた。そのことは、その緊張した面持ちからも、迅速なレスポンスからもうかがい知ることができた。首相が、自民の森や福田、民主の鳩山や菅でなくて、どれほど日本の誇りを傷つけずにすんだことだろう。菅・仙谷ラインの時代であったならと思うと、背筋が寒くなる。
残念ながら、現在の日本には「交渉する」という方法しかない。それが現実である。しかし、それでいいのだろうか。明らかにISILのやっていることは犯罪行為である。言ってしまえば、1979年に大阪で起きた三菱銀行人質事件と同じものだ。梅川という危痴害が客と行員30人を人質にとって4人を殺害、女子行員などに暴行を加えたという凄惨な事件があった。
あの時、警察は実力行使に出た。梅川を射殺したのである。当時は、左巻きがごちゃごちゃ言っていたが、今、思い起こせば、あの段階で危痴地害を射殺しなかったら、客、行員からさらなる犠牲者が出ていたことは間違いない。時には実力行使も必要なのである。
福島みずほや田嶋陽子の喚く「話し合えばわかり合えるのよ」では何も解決できない。一度、こいつらにはシリアでもイラクでもいい、戦場まで出かけていって、テロリストとじっくり話し合って紛争を解決してもらいたいものだ。もう空理空論を振り回す空念仏は止めようよ。そのことが今回の事件の教訓として残っていけばいいと思う。が、福島も田嶋もガチガチの原理主義者だからなぁ。なにを言っても通じまい。洋の東西を問わず、原理主義者というものは怖ろしい。