東京ホリデイ

 歌舞伎座に顔を出す前に茅場町のホテルから一駅だったので、富岡八幡宮に参拝しようということになった。その富岡八幡宮のことである。由来は定かではないが、深川の「深」の文字を万葉仮名で「富加」と書くことから「深川の岡」が「富加川の岡」と書かれるようになって「富の岡」「富岡」となった。
 朝9時前だったので、境内に人はいない。本殿に詣で、その後、御記帳所で御朱印帳を求める。1500円也、そこに墨痕鮮やかに「奉拝 富岡八幡宮 平成二十六年十二月十三日」。真四角の朱印で中央に「富岡八幡宮」。すみに「元准勅祭十社之内」という縦長長方形の小さな院をいただいた。「元准勅祭十社之内」というのは、「明治元年明治天皇が准勅祭の神社を決定したときの十社である」というアピールだ。その中の「富岡八幡宮」なのだぞよ、と言っている。
 その後、深川不動にも立ち寄る。こちらは成田山深川不動堂であるから、今から「成田屋」を観にゆくワシャらは当然参詣すべき筆頭の社寺であろう。ここでも、御朱印をもらいましたぞ(笑)。
 その後、鬼平犯科帳に出てくる寺町(今ではその面影は残っていないが)界隈をうろうろして、歌舞伎座で食べる昼食のお寿司を購入して東銀座に向かう。
 歌舞伎座到着は午前10時50分、おっといつもギリギリだ。今回の歌舞伎座はいろいろあっておもしろかったのじゃ。そのあたりの話はまた明日にでも。