路上で女性の首を絞めて失神させて強盗に及んだという。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6141093
この犯人は無職だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00195754-hokkoku-l17
殺人未遂で捕まった36歳の男は3日前まで派遣社員だったが、事件当時は無職になっている。
印象だけなのだけれど、最近、事件が起きて、犯人が捕まると「無職」の場合が多いような気がする。「無職」ということを問題にしたいのではなくて、若くして仕事がないということが、ある種のストレスになっていて、不満を暴走させたり、仕事がないから金銭的に困って犯罪に手を染めるというようなケースが多いのではないか、というようなことを言いたい。
サヨクではないので、社会のせいばかりにはしたくないけれど、若者が働きにくい世の中になってきていることは間違いない。もちろんある程度の学歴や技術のある者、まっとうな人たちは日々働いて糧を得ている。だけど落ちこぼれてしまうアウトローもある一定数は存在し、彼らは不平不満をつのらせていく。
それはいつの時代にも見られる傾向なのだが、このところ、それが強く出ているような気がする。小泉構造改革以来、そのあたりが顕著になってきたのは事実だろう。
若者ばかりとは言わない。中高年にもそうした閉塞感のようなものが蔓延してはいないだろうか。一言できめるなら「殺伐とした社会」ということだろう。なんにつけても、もうちいっとばかり、社会に「遊び」があってもいいような気がする。