殿!ご乱心めさるな!! その1

 いやー、忙しい土曜、日曜だった。
 土曜日は前々から決めていた読書会を開催する。東京や大阪から読書家の皆さんが、西三河に集まった。某市文化センターで渡辺京二の『黒船前夜』(洋泉社)を肴に、2時間半みっちりの読書会は有意義だっただろう。
「だろう」って、「お前、何を推測しているの?」って話ですよね。実はワシャはこの読書会に10分程度しか参加できなかったので全体がどうなっていたのか判らないのじゃ。
 何故か?それは突然、仕事(といっても休日出勤の只働き)が入ってしまった。泣く泣く仕事をして、途中の休憩時間に職場を抜け出し、ちょこっとだけ同席をさせていただいたからなのである。う〜ん、不謹慎だがやっぱり仕事より読書会の方が面白い。
 夕方、仕事が終わったので、読書会のメンバーと料理屋にあがって楽しい芸者会、某市には若い芸妓が30人近くいる。それも踊り、三味線、鼓まで打てるというレベルの高い芸妓が多い。その中でもトップ2を半年も前から予約しての芸者買いなので、皆さん、気合が入っておりましたぞ。こんぴらふねふね、おいてにほかけてしゅらしゅしゅしゅー。いやー、久しぶりに楽しい酒を飲んだわ〜い。

 そして日曜日は「長篠合戦の現場検証会」を開催する。講師は、なななんと、三河の城を語らせたらうるさくてかなわないというワルシャワ先生、そう、ワシャだったのだ。
ご参加いただきました皆様、行き当たりばったりの拙い説明で申し訳ありませんでした。最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 おっと、タイムリーにこんなニュースが飛び込んできた。大分中津城が売却されるという。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100925-OYT1T00612.htm?from=navlp
 大分中津城といえば長篠の合戦で出世の糸口をつかんだ奥平家の居城ではあ〜りませんか。長篠の合戦長篠城に手勢500で籠城し、15000の武田勢の猛攻を一か月の長きにわたりしのぎきった奥平貞昌から下ること6代の昌成(まさしげ)の時に豊前中津城に10万石で移封されている。
 今回、その中津城を売却するのが、中津勧業という会社で社長は奥平政幸氏である。もちろん奥平一族であり、中津城を所有しているのは、遠い祖先である信昌の長篠での功績による。平成になっても天正3年の祖先の活躍の恩恵を被っているというわけやね。
(下に続く)