借りたり買ったり

 ワシャは、わりに本を買う方だが、闇雲に買っているわけではない。限られた書籍費をなるべく有効に使うために図書館を利用する。
 例えば、6月20日に触れた『御堂関白記』である。講談社学術文庫は全現代語訳なので原文は載っていない。原文が読みたかったが、さすがに思文閣出版の『御堂関白全注釈』は一巻5250円もする。だから図書館で借りて読む。あらかじめ予約をしておけばなおいい。『御堂関白全注釈』も予約を入れておいた。予約者はワシャだけだったので、すぐに借りることができ、原文と現代語訳を突き合わせながら読んだ。

 朝日新聞の書籍広告で『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社
http://www.amazon.co.jp/dp/4426115272/?tag=yahhyd-22&hvadid=32451801580&ref=pd_sl_85yzp9v5cy_e
が紹介されていた。
 この手の本もあわてて買わないことにしている。睡眠に関しての本はけっこう出ていて、内容も似かよっていたりする。一度、立ち読みできればいいが、ネットで購入する場合に中身の確認は難しい。そんなこともあって、この手の本も、まず図書館を利用する。
 さっそく図書館のサイトで検索をして、予約画面に入ると、なんと17人もの予約が入っているではあ〜りませんか。
 およよ、睡眠で悩んでいる人はけっこういるんだなぁ。17人待ちではいつになったら読めるのか、皆目見当もつかない。こういう場合は速攻でネット注文をする。
 というわけで、今、『あなたの人生を変える睡眠の法則』を読んでいる。ちょっとワシャが欲しかった情報とは違っていたが、それでも、
「悩み事がぐるぐる頭を回るときは、書き出してしまおう。書き出せば、脳はすぐに忘れてくれる」
「眠る直前まで仕事をしたり、考え事をしたときは、頭を冷やそう。脳の温度が下がれば、無駄な働きは鎮まり、寝つきやすくなる」
 など、参考になるポイントもあった。これで買った甲斐があったというものだ。