手抜きですいません

 ここ10年ほど、歌舞伎やセミナーで東京に行くことが多かった。新幹線の定期券が欲しかったほどである。なんど東京駅を利用したことだろう。
「KAJIMA」という冊子がある。鹿島建設が出しているPR誌だ。この2月号が東京駅特集となっている。これを見ると、2007年から工事着手しているのか……。ワシャの印象では、いつも工事中だったような気がするが、そんなこともなかったようだ。
 そういえば渋谷駅もリニューアルしたんだね。ワシャが東京に通うようになった切っ掛けが渋谷駅の東にある……

 と、ここまで書いてきて、その切っ掛けとなったセミナーが開催された渋谷駅の東にあるビルを特定したくて、そのセミナーのファイルを引っ張り出してきたんですね。
 出してきたファイル(4冊)を読みはじめてしまって、「東にある……」から「と、ここまで」の間に1時間が経過しています。結果として、ビルの特定ができませんでした。

 その上、1時間も他のことを考えていると、そもそも東京駅の話から始めて、渋谷駅に話題を展開して、何を書こうかと思ったのか、すっかり忘れてしまいました。

 忘れてしまったものは仕方がない。そのセミナーの話を書くことにする。
 そのセミナーはワシャがこの日記を書きはじめることになった因縁のセミナーで、多分、ワシャの人生においてもっとも大切なセミナーでもある。主催はジャーナリストの日垣隆さん。講師陣は勝谷誠彦さん、和田秀樹さん、糸井重里さんなど10人におよぶ。多分、あのセミナーでワシャの人生が変わった。それほど刺激的なセミナーだった。

 夕べ、肝臓を傷めるだけのつまらない宴席があった。起きた時も気分が悪かったが、セミナーのファイルを読んでいたら、当時のことを思い出してリフレッシュすることができた。めでたしめでたし。