春の大読書会(つづき)

 東京駅丸の内南口から出て、地下鉄丸の内線につながる階段を降りる。丸の内線で本郷三丁目まで行って、都営大江戸線に乗りかえる。丸の内線と大江戸線の駅が連絡しているのかと思ったが、一旦、地上に出ないとアクセスできないんですね。
 そして大江戸線を若松河田で行き降りる。早稲田の南、新宿の東に位置するこの町もずいぶん顔なじみになってきた。この界隈の施設で都合3回くらいセミナーが開催されている。国立国際医療センター前から早稲田大学文学部に降りていく坂道を何度往復したことか。
 元々この辺りは尾張藩下屋敷があったところで、下屋敷と言ったって、山手線から東側の百人町2丁目、大久保2〜3丁目の全部、戸山1丁目の一部と戸山2〜3丁目全部で、ざっとだが60ヘクタールほどの敷地である。だからこのあたりには大学や公園、公共施設が多い。
 その公共施設のひとつで大読書会が開かれた。その内容については言えないが、濃厚で充実した4時間だった。
 大読書会終了後、二次会好きなレギュラーメンバーが会場外のロビーにわだかまっている。
 早稲田界隈か、あるいは高田馬場あたりで飲もうかと企んでいたのだが、異動するのも面倒くさいということになり、それじゃぁこの施設内にある食堂で飲みましょうという話に落ちついた。
 安易な選択だったが、それでもたこ焼き、春巻き、シシャモなどが並んでそれなりに楽しく飲めましたぞ。
 その席で、最近、ワシャが普及啓発をしているページストッパー(以下PSと略す)
http://northfox.cocolog-nifty.com/stationery/2009/03/post-13fc.html
を皆さんに見せびらかしたのだが、う〜む……読書家の皆さんには、不評でしたぞ。
「どうやってページをめくるの?」
「親指に力が入って疲れる」
「PSが邪魔で本の下の部分が読めない」
「片手だけで本を読む状況にならない」
 などなど、とくに女性編集者のSさんには、スコンポコンに言われたのじゃ。それでも、PSのお蔭で盛り上がったので持っていった甲斐があったわい。
 鞄の中をさばくったらPSが5つばかりあったので、ケチをつけずに興味を示した人にあげたのだった。めでたしめでたし。(つづく)