本との出会いはホントに素晴らしい その2

(上から続く)
 ワシャはアホだけれども、物事に両論があるなら、取り敢えず、その双方にアプローチしてみようと思っている。そう思うようになったのは、日垣さんの著作の『情報の「目利き」になる!――メディア・リテラシーを高めるQ&A』(ちくま新書)などで学んできたからだ。平成12年の冬に『偽善系』を手に取っていなければこの本とも出会わなかった。
 そして、平成16年に開催された、日垣さん主宰の「伝説のライターセミナー」にも参加せず、そのセミナーに講師として来ていた勝谷誠彦さん、和田秀樹さんの著作や文章に触れることもなかっただろう。
 たまたまそのセミナーに参加していた名古屋のSさんのご縁で呉智英さんを知ることもなかった。そうなれば「荘子塾」に参加をすることもなく、「混沌」とか「天府葆光」で悩まずに済んだかもしれない(笑)。
 1冊の本を切っ掛けとして、日垣隆勝谷誠彦和田秀樹呉智英というメディアリテラシーの高い人たちの著作に触れることができた。おかげで、ワシャは、前述のNPO代表のようにならなくてよかった。
 少なくともワシャは「小林よしのり」と「朝日新聞」の両方を読んでいるからね。