昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」が勝谷誠彦さん抜きで放映された。司会の辛坊氏を始め多くのレギュラー陣が、勝谷さんのメルマガを読んでいるだろうし、ヤフーのニュースにもなっているから、メディアリテラシーが高いレギュラー陣が勝谷下ろしを知らぬはずがない。しかし、誰もそのことにはまったく触れずに、番組は淡々と進んでいく。
偉いのは山口もえちゃんだった。節約をしなければならないという論旨で話しているときに、辛坊氏が「もえちゃんは節約しなくてもいいじゃないの」と突っ込む。それにたいしてこう切り返した。
「だって、勝谷さんみたいに、明日、いないかも知れないでしょ」
この発言に会場が沸いた。しかし、辛坊氏は無視をして話を続けた。この発言で、もえちゃんが勝谷さんを止めさせたことに対する不満を制作サイドに伝えたことになる。これでもえちゃんが他の女子に挿げ替えられたら、読売テレビは終わりだな。
やしきたかじんさんがまもなく復帰する。その時に、勝谷誠彦不在について何も言及しなければ、「たかじんもその程度か」ということにもなりかねない。視聴者の中には、勝谷誠彦を楽しみに見ている人もいるのである。そのレギュラーが突然消えてしまった。読売テレビが視聴者に対して誠実であろうとするならば、きちんと勝谷さんを外した理由を説明すべきであろう。普通の番組なら、黙秘を通してもいいかもしれない。だが、「そこまで言って委員会」なのである。今まで、左翼論客を「説明責任が果たされていない」ということで随分と追及し追い込んできたのではないか。その当事者が、時分の不具合についてはダンマリを決め込んでいるというのでは、いかにも情けない。この格好の悪さを、たかじんさんは許すのだろうか。彼の美学から言えば絶対に許さないと思うのだが。
たかじんさんが、復帰ししてどんな鉄槌を局側に下すのか、あるいはどんな説明をするのか、それが楽しみだ。すでに三宅さんはいないし、金美麗さんも、最近顔を見せなくなった。これでたかじんの核弾頭と言われた勝谷さんまでレギュラーを降りたのでは観る価値がなくなってしまう。
読売テレビは、勝谷誠彦降板の理由を明確に説明せよ。それが全国津々浦々で「たかじんのそこまで言って委員会」を楽しみにしている視聴者に誠実に対応するということなのだから。
