コラムニストの勝谷誠彦さんがメルマガにこんなことを書いている。
《不肖・宮嶋茂樹御大はまだ国内にあってタイミングを見計らっているようだ。》
フリーカメラマンの宮嶋さんは先日の「たかじんのそこまで言って委員会」でもリビア行を口にしておられた。宮嶋さんならタイミングさえ合えばリビアに飛ぶだろう。
勝谷さんのメルマガはこう続く。
《意外なことに日垣隆さんがリビア入りするとメールマガジンで伝えてきた。》
そうなのだ。ジャーナリストの日垣隆さんは、先週末の、東京でのセミナーを終えて、その翌日にリビアに飛んでいる。これが真のジャーナリスト魂だろう。
しかし、リビア情勢は予断を許さない。トリポリ周辺は極めて危険な状態である。本当の戦場の怖さを知っている勝谷さんはこう言う。
《日垣さんの勇気に敬意を払うとともに、くれぐれも気をつけていただきたいと思う。》
もちろん日垣さんも戦場を知っている。なんども死線を潜り抜けてきた強者でもある。だから細心の注意を払っておられると思う。しかし、何が起きてもおかしくないのが戦場である。無事の帰国を祈りたい。
で、「戦場カメラマン」を名乗るあの人は何をしているのだろう。すっかりタレントとなった渡部陽一さんだ。先日の「たかじん」では宮嶋さんが「一緒にされるのは不愉快だ」と言っていた。勝谷さんは「戦場では一度も見たことがない」と証言している。日垣さんは「あの人は戦場カメラマンではなくてツーリスト」と評していた。
渡部さんが「戦場カメラマン」を標榜するなら、今こそリビアへ行かなければならないだろう。でなければ、子供たちの前で戦場を語る資格はない。「語る」ではなく「騙る」になってしまう。