卑怯者

 今朝は久しぶりにぐっすりと遅くまで寝ていた。う〜ん、何か月ぶりだろう。いやいや何年ぶりかもしれない。目を覚ましたら午前8時を過ぎていた。
 昨日は名古屋に出かけている。名古屋から地下鉄、リニモと乗り継いで、長久手界隈の街歩きをしていたのだ。名都美術館にも寄ったんですよ。その時の話はまた改めてすることにしますが、長久手の心地よい疲れと、その後、友だちと名駅西口で飲んだお酒のほろ酔いのおかげで、帰宅したら速攻で寝てしまった。幸福な睡眠というものがあるんですね。充実した睡眠と言った方がいいのかな。子供のころはいつもこんな感じで眠っていたことを思い出し、いくばくかの寂寥も感じている。
 ということで、少し寝過ごした。通常なら午前5時には目を通している新聞を午前9時にくつろげている。拡げたとたん、目に飛び込んできた記事が「首相、重複立候補へ 現職では森氏以来」である。今日はこれで書こうと思った。題も即座に決まった。「卑怯者」である。
 パソコンの前に座り、書き出す前にコラムニストの勝谷誠彦さんのメルマガを確認する。いつもは勝谷さんのメルマガが届く前に書いてしまうので、その後、届くメルマガとかぶっていても仕方がない。しかし、メルマガより後に日記を書く場合は、ネタが重ならないように気をつけている。
 隣町のえらい人が、勝谷さんのメルマガとこの日記を読んでいて、たまにネタが重なると「勝谷さんのネタをパクリましたね」とニコニコしながら言ってくる。だから気をつけるようにしている。
 その勝谷さんのメルマガはすでに朝日新聞のこの記事に反応していた。
野田首相、重複立候補へ/現職では森氏以来>
 http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY201212010826.html
 <民主党代表の野田佳彦首相(千葉4区)は4日公示の総選挙で、比例南関東ブロックに重複立候補する意向を固めた。歴代の現職首相は2000年の森喜朗氏以外は重複立候補を辞退しており、異例の対応だ。
 民主党はすべての立候補予定者が小選挙区比例区で重複立候補し、比例名簿は全員1位とする方針。野田首相も党方針に沿って重複立候補する。
 ただ、現行の小選挙区比例代表並立制が導入されてからの過去5回の総選挙では、歴代首相や党首クラスが重複立候補を辞退してきた。09年総選挙では麻生太郎首相、民主党鳩山由紀夫代表ともに重複立候補を見送った。>
 そしてこう言っている。
「恥を知れ。今なお民主党を応援している方々は、こんな卑劣漢がそれを率いているということをよく知るべきだ」
 この勝谷さんの言葉ですべて言い尽くされているので、ワシャがなにも付け加える必要はない。

 ワシャはこの日記で前任の菅さんのことをボロカスに書いたものである。しかし、野田さんについてはあまり書かなかった。菅さんよりは多少まともに思えたからである。でも、これはいけない。これはやってはいけない。それも森喜朗と並ぶのである。後世に恥を晒すようなものではないか。「鼬(いたち)の最後っ屁」と言っていいだろう。名を残さねばならない政治家がこれをやったらおしまいだ。