民無信不立

 これも信用できないな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000521-san-bus_all
 節電の初日に、偶然にも火力発電所で事故が起きる。3.11以前ならば、「そんなこともあるのだろう。大変だな」と思ったものだが、今は違う。こんな偶然があるわけがない。また、電力会社の嘘である。明らかに電力利用者を脅すために時機を選んで仕掛けた虚構だ。
「だから大飯原発を再稼動しておいてよかったでしょ」
 関西電力はそう言いたいのである。そんなブラフに誰が引っかかるか。

「民、信無くば立たず」(為政者と人民の間に信頼がなければ天下は成り立たない)『論語』の中の言葉である。
 政治をするものは、兵を捨てても、食を捨てても、信だけは捨ててはならない。民というものは「信」がなければ立ってゆかれないのだ。一番大事な「信」を論外の「銭」のために放棄した政権など消え去るのみ。